じゃこびの部屋

大阪在住うーたん。出かけたり、映画みたり漫画読んだりしたいです。

【感想】UNDER THE DOG / Jumbledを観てきた

よかった、超よかった。



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『UNDER THE DOG/Jumbled』を観てきた。

元々この日は『コードギアス 反逆のルルーシュ 皇道』を観に梅田ブルク7に行ったんだが、イベントスタッフのバイトが予定よりも早く終わって、映画が始まるまで暇になってしまった。

微妙な時間だったのでどうやって時間を潰すか考えていたところ、この作品『UNDER THE DOG』の文字が目に止まった。聞いたことがないタイトルだったものの、ギアスが始まる丁度10分前に上映終了するようだったのでとりあえずチケットを購入することに。

料金選択画面で「一律料金 1300円」の文字が出てきたときは少しムカついた。今日は7月1日、ファーストデーやぞ!おい!
文句を垂れながらも劇場内へ。この時点ではアニメか洋画かすらも分からなかったが、予告のラインナップを見て洋画ではないことを確信。場内が暗転し、上映スタート。


アンシアちゃん
何これ。見る映画間違えたかと思ったが、ゴジハム君みたいな同時上映なのかと理解(ちょっと違った)。間の抜けた絵柄だったが、本編の重苦しい空気をこのコミカルな短編で中和できてたかなとも思う。ただ、同じような映像2周も見せられたのにはムキー!となった。続く実写パートもそうだけど、露骨な尺稼ぎと資金不足を感じずにはいられない。


Overture to UNDER THE DOG
アンシアのモノローグ。完全におれ好みのもの、ごっそさん。SCAR-Hのメンテナンスと実写風景をバックにアンシアのポエミーな独白がひたすら流れてたんだけど、渋かった。こういうの好き。英語字幕があったのもグッド。あと、BGMとかも相まってMGS4の導入部分をなんか彷彿した。
彼女の過去、フラワーズの置かれている状況、環境についてを想像させられた。アンシアのキャラを立たせるためにもこのモノローグは必要だったと思うし、これなしで本編終盤にアンシア登場してたら「ぽっと出のカスはすっこんでろ!おれのハナたむを出せよ!!」とぶちギレてたと思う。


2回目映画館に行ったとき、このモノローグをメモしてたんだけど(BDが売り切れていたためこうするしか確認する術がない)(トホホ)、色々と疑問に思うところがあった。

ユーラシア大陸の遥か東」「必死に弧を描き耐えてる島
というので、あ~日本のことね、ハイハイとなったが、私が生まれたというところが気になった。パンフレットでアンシアは北欧出身の白人女性とあるので、出生地は北欧で間違いないはず。
とすれば、フラワーズという特殊部隊に加入し「No.03 アンシア・カレンバーグ」という殺戮マシーンとしての新しい自分が誕生したのが日本……みたいな解釈でいいのかな。もしかしたら「アンシア・カレンバーグ」は入隊時につけた新しい名で本名は別にあったりするのかもしれません。気になる~!

(追記:「この島国(日本)が弧を描き耐えてる姿が、隣国に攻めいられている私の生まれた国のよう」と言ってただけでした。普通にアンシア・カレンバーグの生まれ故郷は北欧でFA)



この島には梅雨と呼ばれる雨季がある」「ぶつかり合う傘の群れ」「四季があると僕たちがよく知る日本の景色について触れてたのに、くぼみだらけの道路」「蹲る老婆」「廃工場などと突然に戦場の灰色の世界について語り出したのも戸惑った。
この後者の世界も日本なのか、それともアンシアの生まれた北欧のことなのか。日本だとしたら、日本にも平和な地域と紛争地帯とがあるのか、それともこの先荒廃した土地になってしまうのか。
そもそもここで語られる灰色の、モノクロームの世界は現実のことではなく、アンシアの心象風景を現してるだけの可能性もあります。というか今文章書いてて普通にこれな気がしてきたな。


生きている証とは何か、というのも興味深かった。
生きている証=考えること ?
考えること=選択すること
どんな考えも究極は二者択一
二者択一→0と1の連続=デジタル処理の相対

と論を展開してくのは面白い。そのあとの人工知能とどこが違うの台詞にはゾクッとした。

肉体こそが生きてる証なのか?とアンシアは問いかけますが、これはNOでしょう。何故なら思考の伴わない肉体はただの器にしかなり得ないので。考えることを放棄した人間など単なる動く死体です。僕のことです。

思考と祈りは葬り、私に今必要なのは行動だと続けるアンシア。「フラワーズ」は組織に従いトリガーを引き続けなければ大切な人たちを殺されてしまい、彼女たちには選択する=考える余地がありません。思考を捨てて家族・友人のために脳死で戦い続けるしかない彼女たちもまた、生きているとも死んでいるとも言えない生きた死体なのかもしれないですね(トホホ~


この島には春のほんのわずかな間に咲く花がある。その花は枯れない。ただ散り去る。」と桜について、フラワーズについて最後に語ります。悲しいけど、いいですよね散る花って。滅びの美学というのか、散り様を尊(たっと)ぶ日出づる国の心を感じます。


ここまでで15~20分くらいだったかな、少し長いとは思った。退屈する人も多かったのではないでしょうか。
この辺は聞き取れなかったところも多いので一刻も早くBDを手に入れて確かめたい以外の感情がない。我求負犬部隊円盤再販。


『UNDER THE DOG Episode 0』

時は2025年。2020年に予定されていた東京オリンピックは大規模テロにより中止。メイン会場が揃う湾岸エリアは、今や国連が管轄する特別地域となり、治外法権の場と化していた。
冬月ハナは、その湾岸エリアに住む17歳の女子高生。一見すると、普通の女子高生に見えるが、実は国連管轄の特殊部隊の一員だ。その日彼女は、ある任務の遂行の為、江の島のとある公立高校に転校する。
今回のターゲットはクラスメートになる七瀬俊一という少年。
だが、ハナが俊一に接近を図る頃、時を同じくしてある中年男性がその高校にやってくる。さらにその中年男性を追うように、在日米軍までもがハナと俊一のいる高校へと進出を開始。
急速に戦場のきな臭い匂いが漂い始める中、さらに一人の少女が彼の地へと向かっていた。

(UNDER THE DOG Jumbled 公式サイトより)


【予告編】映画「アンダー・ザ・ドッグ/ジャンブル」[UNDER THE DOG Jumbled]



UNDER THE DOG SPECIAL EDITION Trailer


素晴らしかった。30分しか上映していなかったというのが信じられないと思うほど濃厚な時間を過ごした気がするし、間違いなく人生で一番長い30分だったと断言できる(良い意味でです)。完全にぼくの渇きを潤してくれる作品だった。

これでもかというほど設定が織り込まれた作品だったが、話の流れ自体は七瀬俊一を巡ってフラワーズvs米軍vsパンドラ(グロいバケモン)の三つ巴の戦いが展開していくだけだったので特に混乱せずにこのショートフィルムを楽しむことができた。鉛のように重いシナリオとガンアクションは天晴れ。ぶっちゃけGUN&GIRLとかオタクの手垢と精液にまみれた感じがしてもうすっかり飽きていたのだが、UNDER THE DOGを観て一瞬で手の平を返してしまった。お前がナンバーワンだ。


適当によかったところ、思ったところを組織とかキャラごとに書いてく。


米軍(タスクフォース)
ちゃんと米軍は英語喋ってるところにリアリティを感じたし、声の出演見たらタスクフォースだけで7人もネイティヴの声の出演がいてひっくり返った。力入れ過ぎやろ。

学校にタスクフォースが突入したとき、戦闘に巻き込まれてクラスメイトバンバン死んでくパターンか~‼‼?!??と思ったものだったが、ちゃんと生徒全員避難させててワロタ。全生徒のプロフィールがタブレット端末に入ってて、それを照合しながらトラックに乗せていくシーンがリアルな近未来っぽいなと思った。僕が無知なだけで災害時とかのためにこういうの既に導入してるとこは普通にあるのかな。

米軍基本的に良い奴ですよね、人道的というか。もっと冷酷に任務遂行してく感じだと思ったらそうじゃなかった。ハナちゃんと七瀬俊一にID見せるように言った兵士もめっちゃ優しそうに”Thanks”つってたし、終盤階段での銃撃戦のときもアパッチのパイロットが
「いたぞ、やれ!」
「でも負傷してるぞ」
「だから?やれよ!」
と洋画みたいな掛け合いをしてて、良いやつかよ~と思った。兵士たちが無言でただ銃を乱射するだけの人形じゃなくて、ちゃんと感情のある人間だったのが好印象。

戦線を離脱しようとしたところに怪物が追いかけてきて、ゴミクズみたいにブラックホークが落とされてしまうのはハリウッド映画の様式美みたいで思わずニヤついてしまった。ヘリとか建物が爆発するシーンで、爆炎や煙だけではなくて破片までしっかり描写されてたのも拘りを感じた。銃痕も大分描き込まれてて良さ。
あと、ハンヴィーの機銃に降り出した雨がポツポツとしたたり落ちるところが非常に綺麗だった。(伝われ)

ミリタリー方面に造詣が深いわけではないからあんま軍事考証とかできないけど、タスクフォースの兵器、ギミックは大分丁寧に描かれていたんじゃないかと思う。銃声もリアルで、映画館の音響のおかげもあってか、体の芯まで響くいい音だった。映画館で映える迫力満点のガンアクションが繰り広げられるし、まだの人は劇場で是非観てほしい。


「半年前に日本入りしたタスクフォース」と一瞬出てきた自衛隊の人らが言ってたけど、これは意外だった。5年前の東京オリンピックでの同時多発テロ事件を機に米軍が日本に介入と冒頭に言ってたので、太陽の黙示録みたいに日本政府が完全に機能しなくなってアメリカの統治下になってる~的なのをイメージしたけど、全然そこまでではなかった。
国連直轄のフラワーズとタスクフォースが衝突するってことは国連とアメリカの関係はよろしくないのかな。まあ昔からそうだけども。














ここから重大なネタバレ






















冬月ハナ(CV:大久保瑠美

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死ぬなよ!おい!
主人公だし初っ端からモノローグ担当してたから語り部枠で生き残るキャラだねぇ~と思ったが普通に死んだ。つらすぎ。

フラワーズの暗殺者であるけれど中身は普通の17歳の女の子と言った感じに描かれてて、服を脱ぐときに頬を赤らめながら「見ないで」と言ったり、七瀬俊一に「お前、名前は?」と言われたときにムスッとした顔で「朝自己紹介したのに・・・」と不貞腐れる姿は本当に可愛らしくて一瞬で恋してしまった。ハナちゃんかぁいいよ~。こういう戦う女の子が垣間見せる年相応の姿に本当弱い(トホホ

まあハナちゃんの姿を見て、やっぱり制服JKに一番映える武器は機関銃なんだな~と確信。トリガーを引く度に反動で女子高生の華奢な手足が持ってかれそうになるのもよかった。
体育館倉庫に隠れてるとき、左手が負傷して使えないからライフルを太ももで挟んで片手でマガジン交換するシーンがあったんですが、天晴れの一言。完全にピカソ超えたし、ノーベル平和賞受賞クラスの偉業ですよこれは。スカート穿いたJKが太ももでリロードするって多分世界初じゃない?神域に片足突っ込んだレベル。これだけでチケット代の価値はあった。

超能力を使えるって設定がフラワーズにはあるんだけど、ハナちゃんの能力は「相手のトリガーを引かせない」みたいな感じのしょっぱい能力でワロタ。しかも毎回できるわけじゃなくて回数制限ありかランダム制みたいな感じだったし、流石に見ていて可哀想になってしまった。もっと良い能力やれよ。基本は超能力じゃなくて銃火器メインの戦い方をフラワーズは皆するのかな。



まあでもやっぱり一番の見せ場は階段での攻防だと思う。グロックぶっぱなしてるときの心の叫びが切なくもめちゃ熱かった。

死ねない
死にたくない
ちゃんと家に帰って
パパとママとゆー君を安心させなきゃ・・・
ただいまって言わなきゃ・・・!!

ここの台詞で血がたぎったけど、死亡フラグが完全に立ってしまったなと確信して一瞬で虚無が襲ってきた。

瀕死のハナを最後はアンシアが撃ち殺すけど、これ苦しまないように介錯したって訳じゃなくて、パンドラ化してバケモンになっちゃう前に殺したって感じなんですね。

駆けつけたアンシアに向かって「まだやれる、まだやれるから」と泣きながら訴える姿には思わず涙がポロリ。自分の死=家族の死だから、大切な人を守るためなんとしても生きなければいけないというのが伝わってきた。


「せめて、艶やかな死を─────。」というのがこの作品のコピーだけど、まあ普通に無理だと思うこれ。バケモノになる前に、同じ苦しみを抱えている仲間の手によって葬られた……て考えるとハナは綺麗に死ねたようには見える。見えるけど結局はどんな死に方をしようが、大事な人たちを道連れにあの世へ行くことは避けられないわけで。画面の向こうの僕たち観劇者からすればその悲劇さえも美しく映るかもしれませんが、フラワーズたち本人は悔恨と怨嵯の渦に飲み込まれて地獄に行くしかないと思う。誰しも死に際くらい綺麗でありたいはずだが、それすら許されないフラワーズ。悲しすぎる。

自分と、家族の命を捧げてまで生かそうとした七瀬俊一も結局は彼女たちの希望にはなり得ず、殺処分されてしまうしハナちゃん本当に報われない。犬死にじゃん。

とはいえ彼女のこの負け犬部隊(UNDER THE DOG)に相応しい死に様こそがこの作品のミソであり、ここまで僕が惹き付けられてしまう理由の根源でもあると思う。





ハナちゃんの死をまだ受け入れられないですが、目的のための犠牲(コラテラル・ダメージ)だったんや……と己に言い聞かせることで心が壊れるのをなんとか防いでます。ぐえー。






七瀬俊一 CV:内山昂輝

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こいつマジで1ミリも役に立たんかったな、○ねや。○んだけど。

七瀬俊一が出てきたせいでこの映画が冬月ハナとのボーイミーツガールな話だと勘違いしてしまったし、変にハッピーエンドを期待させられた挙げ句に裏切られてしまった。こいつの罪はデカイ。

そもそも、あれほどハナちゃんに「離れないで」と言われたのに、薄っぺらい正義感から薬を一人で探しに行って捕まっちゃうとか本当にアホすぎる。こういう「何の力もないくせに勝手なことをして周りを危険に晒す」系のキャラが死ぬほど嫌いなんですよ僕は。
こいつのせいでハナちゃんが命を落としたようなもんだし大戦犯でしょ。有罪。

""希望""なんだから能力かなんか覚醒してハナのピンチを救ってくれるもんかと思ったけど、そんな都合の良い展開はなかった。現実は非常だ。「16歳の男の子が私たちを救ってくれる希望」とハナは言ってたけど、パンフレット見たらこいつ17歳なんですね。ハズレじゃん。事前調査で年齢くらい把握してただろうから1歳差くらいは別に問題ないのかな。
(追記:本編に出てきたプロフィールには平成21年(2009年)4月28日生まれと書いてあったので、普通に16歳の男の子でした。恐らくパンフレットが誤り)


あの米軍が追いかけてたP被検体のおじさんが七瀬俊一のお父さんだとは最後まで気付けなかった。思い返せば倉庫でハナが「俊一くんのお父さんは本当にあなたのために大変な仕事をしてるのかもしれないよ」と何か知ってそうな台詞も伏線だったんだなぁ。なんでわざわざ離島?の学校にP被検体が来たのかもこれで説明がつく。死ぬ前に息子に会いたかったというところだろうか。

パンドラになったP被検体もとい俊一パパが無双しすぎてたのは笑った。タスクフォースを怪力で紙切れみたいにバラバラにして(この辺の効果音が異様に軽くて違和感)、フラワーズ最強のアンシアもサイコキネシスで圧倒するし強すぎ。

パンドラ化したあとも俊一を追いかけたり、トマホークミサイルが着弾するときに身を呈して俊一を守ったりと、あんなにグロテスクな化け物になったあとでも息子を思う気持ちだけは忘れなかったんだろうな俊一パパは。それなのに最後はその息子もパンドラ化しちゃって、何も知らない息子の手で殺されてしまうというのだから皮肉過ぎる。結局俊一はアンシアに射殺されてしまうしこのパパも本当に救われないキャラだな。CV:を与えられず一言も喋ることなく退場してしまったし、流石にパパの方には同情せざるを得ない。息子はゲロカスだが。

これ親子揃ってパンドラ化してたけど、遺伝なのかな。その辺も気になる。





アンシア・カレンバーグ CV:瀬戸麻沙美
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パンドラとの戦闘中都合よくおっぱいの部分だけ服が弾けてしまう露骨なサービスシーンがあってうーん、となってしまった。レイブンクローに-30点。

終盤降下ポッドで戦場に突っ込んできたけど、ミサイルでタスクフォースの大半を吹き飛ばすのは豪快かつ爽快だった。米軍のアンシアへのビビり具合から見てこの子だけフラワーズの中でも別格に強くて警戒されてるっぽい。

このエピソード0では終盤の戦闘くらいしか活躍の場がなかったが、今後続編作ってくならこの子を主人公に据えたお話になってくんだろうな。最後のモノローグがハナからアンシアへと切り替わるところで主役交代みたいなものを感じた。

ハナを処分するとき最後に彼女へとかけた一言が気になりすぎる。「ありがとう」とハナは返してたからある程度は推測が立ちそうなものですが………如何せん読唇術の心得がないので口元見てても何言ってるか僕は分かんなかった。知ってる人いたら教えてください、気になって夜も眠れません。

ハナの口ぶりからしてアンシアはパンドラ化しそうな仲間を以前にも何度か始末してそうな感じ。
実写モノローグから思考を捨てて淡々と任務をこなす冷酷な殺戮マシーンキャラをイメージしてしまったけど、命令を拒否してハナの遺志を引き継ごうとしたり、パンドラに対して「うおおー‼」と叫んだりしてて、血の通った人間らしさが感じ取れて好(ハオ)になった。

死なないでほしいなぁ。まあ最後は死ぬんだろうけど


フラワーズ
国連直属の特殊部隊。UNDER THE DOG(負け犬部隊)。

パンフレット読んでようやくこの部隊が国連管轄というのを知った。本編でフラワーズの基地が空港跡地の廃墟みたいな場所だったから政府と敵対する地下組織みたいな印象を勝手に持ってしまってた。
(追記:あの基地辺りが冒頭に説明があった国連管轄の特別自治区っぽいです)


フラワーズの家族・友人の頭部に小型の爆弾を仕込んで、隊員が命令違反したり、戦死したりしたら起爆させるとかマジで鬼畜の所業。ただの設定として在るんじゃなくて実際にハナの死でそれを実演してて、脅しではないこと、彼女たちが絶対に逃げられない絶望の中で戦ってることを観客も理解させられた。

ハナのパパとママは爆弾で死んだけど、弟のゆうと君だけ死ななかったのが謎。子どもだから見逃して貰えたのか、幼い脳みそに外科手術で爆弾を埋め込むのは後遺症残るからやめといたかって感じかな。多分後者。

フラワーズは皆17歳設定だけど、これはその年齢だと超能力が安定しやすい、パンドラ化のリスクが低いとかいったところなんだろうか。あと、体の損傷が激しいほどパンドラ化の危険が高まるみたいな説明だったが、あんま負傷してなさそうな俊一もパンドラ化しかけてたのはなんでなのか。恐怖や命の危険が迫ったことから防衛本能が働いて体が部分的に変態したのかなぁ。わからん。


あまり出番はなかったもののエステラ(CV:大空直美)、さゆり(CV:高橋春香)というフラワーズも出てきた。二人とも同じ制服みたいなの着てたけど、同じ学校に通ってるのかな。あとエステラだけパンフレットに身長記載されてなかったのも気になる。単なるミスか。さゆりちゃん最後にゆー君引き取ったみたいな描写があって優しい子だね~となった。
続編出たらこの二人の活躍にも期待したい。

天方大佐とかいう司令官ポジのキャラが出てきたけど顔は終始隠されてた。No.00ということでハナたちと同じように特殊能力持ってたり、大事な人を人質に取られたりしてるんだろうか。「天方先生」とハナに呼ばれてたことからフラワーズたちの教官でもあるのかもしれない。


結局彼らが探している"白"の人間、""人類の希望""とは何なのか。単なる軍事利用目的では探してる訳ではないでしょうし、フラワーズを救いだしてくれる希望でも在るそうなので、パンドラを根絶し得る可能性を持った存在なのでしょうか。もっと複雑な設定がありそうですし、いつか資料集としてまとめてほしい。





テーマソング「少女たちのメロディ」

できのいい公式MAD。尺稼ぎその3。マジでお金ないんだなというのが伝わってきたし、サマージャンボ当たったらこのプロジェクトに全額出資したいと思った。

「少女たちのメロディ」、本当に良い曲だな。これまた重低音が体に響いて心地よかった。歌詞も逃れ得ぬ運命に散らされまいと足掻くフラワーズたちを歌った詩で、作品にマッチしたものだったと思う。しかも歌手がアンシア・カレンバーグ(CV:瀬戸麻沙美)となってたのもGOOD。まさにUNDER THE DOGの主題歌といえる楽曲。また劇場で聴きたいよ~。



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上映終了後即売店でパンフレットを買おうとしたが値段を見て転がりそうになった。3000円て、3000円てて。高すぎやろと思ったがお布施のつもりでとりあえず購入。CDついてるのを知ってから法外な値段にも一時は納得したが、「少女たちのメロディ」一曲しか入ってなくてまた発狂。せめてインストverを入れておくれよ(トホホ~

パンフレットの内容自体は非常に濃いものとなっていて、本編で語られなかった設定がわんさか出てくるので気になる人は勝って損はないと思う。ストーリーのネタバレもバンバンしてるので未鑑賞者にはパンドラの箱にもなりかねないので注意が必要(パンドラ言いたかっただけ)。



前情報一切なしで見に行ったが、本当に満足した。期待値0の状態だったから余計に楽しめたところもあるかもしれない。
何度も言うが本当に素晴らしかった。最近稀に見る""尖った""作品だったと思う。チャラチャラとこんな言葉口にしたくないが、UNDER THE DOGはマジで""尖って""いた。「これを作りたい!」という制作側のこだわりが感じられる仕上がりだったし、今後の展開(あるのか知らんけど)に期待を持つには十分な出来栄えだった。

ただ、TVアニメ化や劇場化されてくにあたって、売り上げ重視で大衆の顔色を伺うような作品にはならないでほしいなとも思う。難しいかもしれないがこのスタンスを崩さずに、自分たちの拘りを貫いてほしい。あとBD再販してほしい。グッズを作ってほしい。金をもっと落とさせてほしい。



もしまだこの映画を鑑賞してないという方がいたら、今すぐ映画館に向かった方がいい。『UNDER THE DOG/Jumbled』はまさに映画館で見るべき映画だと断言できるので、是非期間内に劇場の大画面大音量で重厚なガンアクションと少女たちの散り様を堪能していただきたいと言ったところ。







最後まで駄文にお付き合いいただき、本当にありがとうございました。またしてもとっ散らかった文章になってしまいお恥ずかしい限りですが、もし1ミリでも楽しんでいただけたのなら幸いです。


それでは。アディオス~!