じゃこびの町

和歌山在住。21歳。出かけたり、漫画読んだり映画館行ったりしたいです。

【感想】漫画『ファイアパンチ』を読んだけど面白すぎてワロタ【考察】

ジャンプ+で連載されていた藤本タツキ先生の大人気漫画『ファイアパンチ』を読んでみました。

 

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……あっぱれ!

 

 

 

1.あらすじ

生まれながら奇跡を使える人間を 祝福者と呼んだ 『氷の魔女』と呼ばれる祝福者によって 世界は雪と 飢餓と 狂気に覆われた 凍えた民は炎を求めた

再生能力の祝福を持った主人公アグニとその妹ルナ。両親を失った二人は身を寄せ合って小さな村で細々と暮らしていた。そんなある日、ベヘムドルグ王国の兵士ドマの手によって村は全焼。彼の朽ちるまで消えない炎の能力によってルナは死んでしまうが、アグニは灼熱の地獄の中で再生と炎上を無限に繰り返し、なんとか生き長らえた。

あれから8年。その身を焼き焦がしながらも体を自由に動かすことを可能にしたアグニは、憎きドマに復讐するべく、ベヘムドルグへと旅を始める─────。

 


『ファイアパンチ』1巻発売記念PV

 

2.ありえんハードな世界観

 『ファイアパンチ』を読んでまず目を奪われるのがグロテスクな描写の数々。

1巻を手にとりさあ読むぞ~と思ったら、いきなり主人公が自分の腕を妹に切断させるところから物語が始まるものだからひっくり返ってしまった。見てるだけでツライツライだ。 

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 (引用元:『ファイアパンチ 1』藤本タツキ 集英社

この切断した腕、何に使うのかというと村人に配って食用にするのだと言い出すのだから驚き。飢えをしのぐために再生能力が強いアグニが自分の腕を毎日何回も斧で切ってもらっては生やしているそうです。優しいんだか狂ってるんだか(トホホ

他に食べるものがないとはいえ、余りにショッキングな光景。

作品内が無慈悲無秩序無教養な世紀末のため、常識の通じない、残酷で狂気に覆われた世界が『ファイアパンチ』では描かれています。

殺人略奪当たり前。奴隷制度、人身売買、強姦、カニバリズム、近親相姦等々、倫理観の欠片もないような行為が平然と行われるものだから、思わず目を背けたくなってしまいます。大人も子どももバンバン死んでいくし本当に容赦がない。トホホ。 こういう残虐なシーンは基本的にじゃこびは苦手なんですが、怖いもの見たさからか、「うーうー」唸りながらも結局ページを捲る手を止めることはありませんでした。

まあ、グロいシーンがただ並べられてる漫画ではなくて、「残酷な世界で人はどうするのか、どうなるのか」というその先を映えさせるためのあくまで演出として残虐描写は存在しているので、安心?してほしいところ。

帯に""ダークファンタジー""とやたら描いてるだけあって、基本的に暗い世界で陰鬱な物語が進んでいくため、そういう話が好きな人には特にオススメ。

 

3.読者を振り回す邪道な展開

 あらすじを見たり、最初の2,3話だけ読んでるだけだと『ファイアパンチ』はドマとかいう敵をぶちのめす復讐劇なのかな?と思うかもしれないですが、それはとんでもないフェイク

 

妹の仇である憎きドマと1巻の時点で早々に再会を果たしてしまうアグニ。ガチンコ能力バトルにでも突入するのかと思いきや、なんとこの宿敵ドマ、「何でもするから許してくれ」等と謝り倒して命乞いをしてしまいます。ゲロ吐きながら。

f:id:jacobmacfi:20181106204101p:plain  (引用元:『ファイアパンチ 1』藤本タツキ 集英社

ドマは心の病で既に疲弊している様子で、こんな燃え尽きてしまったジジイに復讐したとしても、読者はカタルシスを得られないのは火を見るより明らか。

 

この時点で『ファイアパンチ』はドマに復讐を果たすのがゴールの漫画ではないのではないか?という疑問が読者に生まれてきます。

 

後述する謎の女 トガタの登場によって物語は更に分からない方向に進んでいくことに。このトガタさん、いきなり現れるや否や、「ドマを殺せるようセッティングするから、アグニを主人公にした映画を撮らしてくれ」と言い出します。意味がわかりません。

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 (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

ここからトガタ監督はアグニを復讐者らしい主人公にすべく指導していき、史上最高傑作を作ろうと奮闘します。なにこれ。

 

natalie.mu

 

 僕は物語が展開される中で、ジャンルが変わるというか、読者が事前に予想していた展開からまったく別の方向へ進んでいくマンガを作りたいと思っているんです。(中略)「ファイアパンチ」は今後3回か4回、ジャンルが変わります。

 1巻発売前のインタビュー。

場当たり的にその場のノリとテンションで話を変えてるのかと思いきや、ちゃんと計算して物語を作っているらしい。

マジで1話から最終巻までの構想を練っていたのだとしたら、天晴れという他ない。

 

f:id:jacobmacfi:20181106200130j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

この予想のできないストーリー展開と同じくらい予測不能の行動をするのが、主人公のアグニ。

 

正直な話、こいつには感情移入できません

復讐者だと思ったら主人公を演じ、神様になったかと思えば悪役になり、狂人など、様々な役にコロコロ変わっていくので読者は中々頭が追いつかない。その辺のアグニの心理描写を作中すごい丁寧に描いてくれてるんだけど、理解できない。いや、理解はできるんだけど共感できないというかなんというか。 ダークヒーローとかいう範疇から飛び出してしまい、主人公として、人として、越えてはならない一線を余裕で超えてしまっているので、中盤以降はもう応援できないんですよね。トホホ。

 

主人公に感情移入できないというのは割と漫画として致命的な欠陥なのかもしれませんが、ここまでキャラが変わる異常な奴だと、「こいつはこの先どうなってしまうのか」という興味が無限に湧いてきて逆に気になってしまいます。

そういう点ではアグニも"主人公"の条件を満たしているのかもしれません。

 

 1話で期待するような、クズどもをボコボコにして爽快感が得られる話とは程遠い、不完全燃焼なストーリーが『ファイアパンチ』では待っています。

が、物語のお約束を無視する衝戟の展開の連続に目が離せなくなるのもまた間違いないです。期待せり~!

  

4.キチ○イ女監督 トガタ

f:id:jacobmacfi:20181106204503j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

ファイアパンチ』の魅力の8割を占めていると言われる(じゃこび調べ)女監督トガタですが、ま~あこの人がイカれ過ぎてやばい。トガタやばい。

 

主人公と同じ再生の祝福持ちのひょうきんな女性で、映画を何よりも愛している300歳。作中1,2を争うレベルに博識で頭もよく、格闘術も心得ており、最強クラスの戦闘力の持ち主。監督。かっこいい。かわいい。

f:id:jacobmacfi:20181106205804j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

 撮影中、再生の祝福者と連続で戦うことになり、ふざけるなと""喝""を入れるトガタ。

ベヘムドルグの兵士たちに捕まったアグニを助けるために初登場して大暴れするんですが、これがもう狂気過ぎてワロテしまう。『ファイアパンチ』の狂った世界に、トガタの無茶苦茶なキャラクターがよく合ってる。

 トガタの登場でこの作品が予測不能のジェットコースターと化していきます。

 

大好きな映画を焼かれてしまい生きる糧を失うトガタですが、全裸で燃えてる男ファイアマン(アグニ)を見かけたことで、彼に惚れ込み映画を撮ることを決意。救出したアグニを主人公に仕立て上げ、面白い演出を取り入れようとあれこれ画策します。

基本的にトガタの行動原理にあるのは「面白いか面白くないか」であり、映画が面白くなりそうだったらなんでもする映画の鬼です。

 

お前は最後に殺すと約束したな…あれは嘘だ」「キックザベイビー!」等パロディー台詞をガンガン使用したり、監督という立場を利用して読者がツッコミそうな事を先回りしてツッコんでもくれるメタなキャラ

この手のキャラは一歩間違えたら寒すぎて大惨事になりそうなものですが、トガタはそれらを絶妙にシュールな笑いへと昇華させてくれるので、好きです。

 

f:id:jacobmacfi:20181106215300j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

トガタの人間性が垣間見えるシーン。ただ頭がおかしいだけのキ○ガイではなく、映画という自分の芯、支えをもとに生きてきたことが伺えます。

物語が進むに連れてトガタの内面が語られていきますが、その辺りのくだりも本当にあっぱれ。

ただ笑えるキ○ガイだったトガタが、次第に愛おしく感じてきます

 

5.「演技」というキーワード(ネタバレ注意)

f:id:jacobmacfi:20181107125412j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

恐らくこの漫画で一番伝えたいテーマであるのが「演技」

ファイアパンチ』の登場人物たちは皆何かしらの演技をし、周りの人たちはそれを信じています。

 

ベヘムドルグの指導者 "ユダ"は、本当は国王も神様も存在しないのに、神の声が聞こえるフリをしていました。人々をまとめ、導いていくためです。

そのユダの演技を国民たちは信じ、神であるベヘムドルグの国王を崇めていくのですが、民衆を統率しやすくするために使われるある映像が出てきます。それが「映画」です。

f:id:jacobmacfi:20181107174923p:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

宿敵ドマさんも、ただの娯楽作品の映画を本物の神が悪魔たちを燃やしている光景だと信じ込んでしまい、ユダが言う偽りの天啓に盲目に従ってしまいます。この漫画映画に狂わされる奴多すぎ。

何故こんなちゃちいC級映画に何も疑いを持たないのかというと、人々の基盤に「教養」がないからだと語るドマ。

教養がないから人々は想像力を養うことができず、ユダの「演技」も、映画内の「演技」も簡単に信じ込んでしまうのでしょう。

 

物語中盤、ベヘムドルグの奴隷を救出したアグニは数百人規模の大所帯を抱えることになります。ここで当然直面するのが食糧問題

自分を神と崇拝する人々の期待に応えるため、アグニは再び自らの人肉を提供します。しかも燃えていない頭部の左側。オエー!!

 

ほぼほぼ顔面の肉なので目ん玉や耳なども中には含まれており、食べる側は人肉が出されているということは一目で分かります。にも関わらず、人々がアグニの肉を食べることができるのは何故か。

それは「神様の教え」だと互いに嘘をつき合ってるからです。

アグニの目を食べると目がよくなり、アグニの耳を食べると病気が治る。アグニの口を食べたら神の力を分けてもらえるなどと訳の分からないデマカセを勝手に言い出すし、もう手に負えません。(まあ否定しないで神を演じるアグニが悪いんですが)

食べてる本人たちも、「人肉を食べるのは人の道を外していること」だという自覚は当然あるのでしょうが、「神の加護がある肉だから」と自分を騙し、何も悪いことをしていないかのような「演技」をします。

 

f:id:jacobmacfi:20181107182108j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 4』藤本タツキ 集英社

皆で嘘に嘘を塗り固めていくことで、嘘は事実となり、「常識」となっていきます。

勿論そんな常識に染まりたくないという人もいるのでしょうが、集団の中で生きていくためには、周りに合わせて狂った「常識」に染まった「演技」をするしかないのです。生きるためだから仕方ありませんね(トホホ

 

他にもわんさか「演技」で己も周囲も欺くキャラたちがいますが、そんな中でも演技に演技を重ねた演技派俳優なのが主人公のアグニさん。

上の方でも書きましたが、こいつは色んな役を演じ過ぎてしまっていて、アグニという人間が何者であるのか、自身も『ファイアパンチ』を読んでる読者も分からなくなってしまいます。

 

トガタの映画撮影に付き合う形で主人公を演じることになったアグニ。ここからアグニの「演技」遍歴が始まったかと思いそうですが、これまたとんでもないフェイク。

なんと物語の核の部分でもあるかと思われた、ドマへの復讐心も実は演技だったとアグニは言い出すのです。

 

アグニにとって妹のルナは「生きる糧」でした。 ルナが幸せに生きることだけが、彼にとっての支えであり、全てだったことは間違いないでしょう。

何よりも大切だったルナが目の前で焼け死んでしまうことで、アグニは文字通り生きる理由を失ってしまい、死を望みます。生きてても熱いし痛いだけなのでまあ当然ですね。

そんなアグニを生に繋ぎ止めているのは、「生きて」というルナの最後の言葉。この妹の最後の願いのせいで彼は死ぬに死ねないのです。

 

妹という唯一の「生きる糧」を失ってしまった。灼熱の炎に燃やされる苦痛から逃れたい、死にたい。でも妹の「生きて」という願いを叶えなければならないので死ねない。

八方塞がりになったアグニが最後に辿り着いたのが、ドマへの恨みを「生きる糧」とし、復讐者の「演技」をすることです。

f:id:jacobmacfi:20181107230815j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 3藤本タツキ 集英社

ドマを殺したところで妹は帰って来ない、復讐に意味はないと分かっていても、痛みを誤魔化して生きるためには復讐者を演じるしか選択肢がなかったアグニはひたすらドマを憎みます。

年月が経過する中で「演技」をしていたことも忘れ、いつしか「演技」が「本心」に変わっていくアグニ。(まあ本心も何も8年間燃やされ続けてるから憎しみの感情が沸くのは当然なのですが)

 

例え本来の自分とかけ離れた姿だとしても、「演技」をし続けることで、いつしか偽りの自分は本当の自分になってしまうのです。

 

中盤、アグニは復讐を果たすべくドマへ会いに行きます。しかし、ドマと言葉を交わし、多くの子どもたちが彼を慕い共に暮らす姿を見たことで、殺害を断念。

「自分と同じようにドマにも助けたい人がいる」「ルナも自分も誰かが死んで満足するような奴じゃない」。そう言ってアグニはドマのもとを去ります。

 

これにてアグニの復讐の旅は幕を下ろした………………かと思いきや、やっぱりドマの所に戻ってアグニはファイアパンチかましてしまいます。しかも子どもたちも皆殺し。外道過ぎワロタ。(まあ唯一救いなのはアグニが進んで燃やしに行った訳でなく、ドマを探し歩いてる中で火が燃え移って死んでしまったというところでしょうか。擁護にもならないですが)

f:id:jacobmacfi:20181109192012j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

これには流石のトガタもドン引き。

アグニ自身は燃やした記憶はなさそうで、心の奥に潜む復讐心が自我を凌駕して知らない内にやっちゃったかのような様子をしています。

 

この時アグニは唯一炎に包まれていなかった顔の左側も燃やすことで、別人格へ切り換えているかのような感じ。「狂気」に完全に覆われたという表現でしょうか。

これ以降も我を忘れて残虐非道な大量殺戮をする時はこの顔になります。キチ○イスイッチみたいな。

 f:id:jacobmacfi:20181109193740j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

 これは完全に「悪役」のツラですね、ありがとうございます。また役のレパートリーが増えました。

 ようやく我に返ったアグニは、「自分は『主人公』じゃなくて『悪役』やったんや!ルナと一緒に死んどくべきやったんや!」と悟り、湖に落ちて自殺を図ります。

 

このアグニによるドマファミリー皆殺し、復讐心が抑えきれずやっぱり燃やしてしまったのかと最初は思いましたが、命を絶つ口実のために「悪役」となって殺ったのではないかという気もします。

前提としてアグニは「熱い!苦しい!妹おらんしさっさと死にたい!」という感情が大部分を占めてました。それでも彼を生に繋ぎ止めていたのは、ルナの「生きて」という呪いともいえる最後の願いと、そこから生み出されたドマへの復讐という「生きる糧」です。

しかし、ドマを見逃して復讐を終わらしてしまったことで、アグニには「生きる糧」がとうとうなくなってしまいます

救った人々を助けるために神の「演技」をして生き続けるにしても、ドマの「教養」の話を聞いたアグニが人肉を分け与えられるとも思えませんし、このまま皆の面倒を見ることも困難です。

神の「演技」では復讐の「演技」のように「生きる糧」の代わりには恐らく成り得ません。

 

ルナの「生きて」という願いを叶えるために死ぬわけにはいかない。でももう死にたい。

このジレンマを解消するために辿り着いたのが、復讐を果たすためにドマを殺して「悪役」になることで生きるに値しない自分を作り出すという答えだとじゃこびは考えている次第です。

世の中の無差別殺人犯の多くには自殺願望があり、死に値する自分を故意に作り出して「演技」をし、生に踏ん切りをつけるために殺人を犯すとよく言われますが、アグニもまさにこれの類だったんじゃないかと思います。

意識的か無意識的かはともかく。

 

こうして自分が死ぬべき理由ができ上がったアグニは晴れて(?)湖に落ちて死のうとしますが、トガタの命と引き換えに助け出されてしまい結局それも叶わず終い。

しかも今度はトガタに「生きて」と言われてしまい、またしても死ねなくなってしまいました。ここまで来ると同情も禁じ得ません。

 

その後はルナに顔が似ていて記憶も失ったユダを妹ということにして、自分は「兄」の「演技」をすることで、自殺未遂を繰り返しつつもなんとかアグニは10年間生き長らえます。偉いぞ。

 

アグニを筆頭に、「演技」で本当の自分を覆って延々と偽りの自分を演じ続ける『ファイアパンチ』の登場人物たち。

これは漫画の中の話だけではなく、私たちの現実世界も当たり前のように演技が溢れ返っています。会社に学校、家庭内。集団の中に存在する限り人は「演技」から逃れることはできません。本音と建前を使いこなす我々日本人なんか特にそうなんじゃないでしょうか。

 

しかし、素の自分を隠して別の自分を演じることは、決して悪いことではないはずです。

 

最終巻、アグニが初めて嘘(演技)をついたときのことが語られます。

少ししかない食糧を前に食べるのを遠慮していた兄妹に対して「もっと食べていいんだよ」と謝る母親。その時のことをアグニは次のように話します。

俺は母さんを安心させたくて嘘をついたんだ 。山の芋を見つけたからルナと一緒にたべたんだよ だから俺もルナもお腹がいっぱいなんだよと。 その後寝る前にベッドの上でルナと話していると ルナの中では本当に芋を見つけて食べた事になっていた。(中略) 食べてもいない芋でお腹が膨れたルナに俺は少し笑った。 いつもはお腹がすいてなかなか眠れずに ルナと二人でずっと話しているんだけど その日は俺もルナも なぜだかすぐに眠れたんだ。

劇中の「演技」は人を狂わせるものばかりが目立っていましたが、ここで語られるアグニの根っこの「演技」はとても温かくて優しいものでした。

「人は信じたいものを信じたいように信じる」「演技をし続ける内に、演じている自分が本当の自分になってしまう」「自分が何者かは他者の評価によって分かる」

物語終盤で出てくるこの辺のセリフが、全てアグニの最初の「演技」にはつまっています。

 

そこに秘める目的によって、「演技」は人を幸せにもできるし、不幸にもしてしまう。

 

そんなことをこの漫画では最後に伝えたかったのではなかろうかという気がします。

 

 ファイアパンチ 8 (ジャンプコミックス)

 

ファイアパンチ 8 (ジャンプコミックス)

 

 

 

とりとめのないことを長々と書いてしまいましたが、残念ながらじゃこび自身まだ『ファイアパンチ』のことを十分に理解できていません。マジで誰かに解説してほしいです。トホホ。

また読み直したり、パロディ元の映画たちを見てもっと理解を深めていきたいところ。

 

まだ読んでない人には是非読んでほしいですが、この漫画は好き嫌いが分かれると思います。

他人にものを勧める時に「評価が分かれる」なんていうのは逃げみたいな感じがしてあまり使いたくないんですが、『ファイアパンチ』はマジで評価が分かれる気がする。ので使わせてもらいます、あえてね。

 

全8巻と手軽に揃えられるので、是非購入を検討して見はいかがでしょうか!

 

 

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

【聖地巡礼】雲の上からグランドエスケープしてきた【天気の子】

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『天気の子』の舞台になった""空""に行ってきました。いわゆる聖地巡礼?というやつです。

普通に新宿周辺で舞台になったところは既に散策してたんでもう回るところが神津島しかないかな~と思っていましたが、この場所を忘れていました。青空。
やっぱり『天気の子』のクライマックスと言えば帆高と陽菜が雲の上からフリーフォールする場面だよな~ということで、僕もグランドエスケープを体験すべくスカイダイビングに参加してきたという次第です。

jacobmacfi.hatenablog.com

今回は東京スカイダイビングクラブさん*1の方でジャンプしてきました。

スカイダイビング自体は何年か前、大学生の頃に但馬空港の方のクラブでやったことがありましたが、まあ東京の方がおすすめです。金額安いし高度高いしフリーフォールの時間が長いので。あと飛行機がでかい。

体験ダイビングのコースは
スタンダード : 32000円
ハンドカメラ : 40000円
カメラマン : 48000円

の三種類。撮影がありかなしか、後ろのインストラクターが撮るかカメラマンが撮るかで変わってきます。

予約は速攻で埋まるので1,2か月前までには申し込んでおくのが丸い。ただ、キャンセルも滅茶苦茶されていて頻繁にカレンダーの○△×が変わるので、行きたい日が受付終了してたとしても小まめにチェックしてみましょう。

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例のごとく二日かけて18切符で関東へ。午前中TOHOシネマズ新宿で『天気の子』を鑑賞し、万全の状態でスカイダイビングに行くことに。
最寄り駅の桶川駅からタクシーで15分程で飛行場に到着。*2

受付で「どんな事故が起きても一切文句言いませんよ誓約書」みたいなのを書いて提出し、集合時間までブラブラ。無料で自転車を貸してくれるとのことだったので乗り回そうとするも、暑すぎて断念。トホホ。


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集合時間になったのでインストラクターさんと一緒にハーネスを着用。あとなんか短パンも履くようにと言われたので、短パンも上から履く。

「フリーフォール中は足曲げて海老ぞりになって~」みたいな軽いレクチャーを受けたあとに車に乗り込み滑走路へ。

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車内見渡して、FPSのキャンペーンモードっぽいなとなんか思ってしまった。

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完全に立体機動装置でワロタぁ。

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セスナの208B。アジア最大級19人乗りのスカイダイビング専用機で実家のような安心感。

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なんやかんやで離陸。

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ちなみに機内はこんな感じ。

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20分程で高度12500フィート(3800m)の降下地点へ。

帆高は積乱雲の上から陽菜を助け出したので、高度は少なくとも10000m以上はあったはずなんですが、まあそこは目を瞑って脳内でグランドエスケープを流すことに。


映画『天気の子』予報②


気分は完全に陽菜を助けに行く帆高の気持ちでした。陽菜さん陽菜さん陽菜さん。頭の中にはそれしかありません。

世界を敵に回してでも陽菜さんを助けに行くぞ~と意気込みました。…意気込んでたんですが

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やっぱ無理。

先発でジャンプした人たちが豆粒みたいになって消えるのを見て、一瞬で心が折れました。飛ぶの二度目なんで余裕だろうとたかをくくってましたが、普通に涙目。怖すぎ。命を投げ出すようなもんやんこんなん。

次はおれがあれになってしまうのかと思うと、頬を伝う汗が鉛のように重くなってきます。が、そんなことお構い無しに地獄に突き落とそうとしてくるインストラクターとカメラマン。

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死にたくない死にたくない死にたくない

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写真じゃちょっと分かりにくいですが、この体勢になるまでに実に5回転くらいは宙を舞いました。

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飛ぶ前は嫌で嫌で仕方がなかった自由落下でしたが、いざ飛び出してみたらそんなことはなくて。

全身で風を切り裂いて、重力以外の何者にも縛られないこの感覚。久しぶりに思い出しました。

ようやく冷静さも取り戻してきたので、当初予定していた天気の子ごっこを始めようと試しに「陽菜ぁ!」と叫ぼうとしたんですが、ま~あこれが間違い。瞬で口の中がパサパサになった。

風強すぎ。頬の肉が上空に引っ張られてそもそも口開けるのも一苦労。開けたら開けたで無限に乾いた風が口の中に入ってきてサハラ砂漠と化すし、落ちながら叫ぶの難易度くそ高い。


映画『天気の子』後報

ゴーグルつけてたから無事だったものの、裸眼なら秒でドライアイなってただろうし、帆高も陽菜も強すぎ。ありえん。絶対あいつら生身じゃないし、空の上は死者の世界説が濃厚になってきます。

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雲の中突っ切ったら全身ベシャベシャになってわろた。雲の中で一度掴んだ陽菜の手が滑り落ちたのも納得です。

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雲から出た辺りでパラシュートが開いて遊覧飛行へ。

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パラシュート降下はガチで酔うので、乗り物酔いしやすい人は絶対に酔い止めを持参しましょう。死にます。

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なんやかんやで地球にただいま。

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インストラクターさんがいなかったら、間違いなく大地に叩きつけられて四肢が吹き飛んでただろうし、マジで感謝しかありません。ありがとうございました。

受付に戻って撮影データが入ったMicroSDカードをいただいてアディオス。帰りにバスがなくて困ってたところ、一緒の便で飛んだお兄さんたちが「タクシー相乗りせえへん?」と誘ってくださって、無事桶川駅にも着。日付変わる前に18切符で家に帰れそうです。

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まあ結局ぼくは陽菜さんを助けることはできなかったんですが、劇中帆高や陽菜が経験した雲の上の世界というものを共有することができたんでよかったかな~と思います。

『天気の子』ネタを抜きにしてもスカイダイビングは一生に一度くらい経験しておいてもいいと思うので、皆さんもスカイダイバーになりましょう。僕は当分やりたくありません。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

家帰ったらまた加筆修正します。

*1:「東京」って書いてあるのに場所は埼玉の桶川市

*2:バスに乗り遅れたので泣く泣くタクシーとかいう上級国民様の乗り物を利用することになった

【感想】映画『天気の子』を観たけど感情が爆発して四肢が吹き飛んでどっか行った【ネタバレ注意】

会社定時に上がってこの前『天気の子』を観てきました。

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天晴れ。

ブログ開設してから優に数百はこの脳死ワードを乱発してきましたが、「天晴れ」という言葉がこれほど似合う作品もなかったと思います。あっぱれ。

天気の子』を鑑賞する前に新海誠の作品は全て履修するように、というオタクたちの圧に負けたので、とりあえず『ほしのこえ』から『君の名は。』まで視聴してからの対戦。万全の準備をしたつもりでしたが、普通にボコボコにされました。

jacobmacfi.hatenablog.com

まあ『天気の子』が一番好きです。一番感情を揺さぶられました。*1

あらすじ
高1の夏、帆高は離島*2から飛び出し、雨の降り止まない東京にやってきた。ライター須賀圭介が営む小さな編集プロダクションで働くことになった帆高は、女子大生夏美と共にオカルト雑誌の取材に奔走する毎日を送ることに。そんな中、空を晴れに出来る力を持った少女陽菜に出会い─────。


映画『天気の子』予報①

どこまでもリアルな東京の街並み

新宿が新宿そのままで、ちょっと感動しました。

怪しげに光る歌舞伎町一番街のアーチ、やかましくも耳に残る謎の歌を永遠流してるバニラのアドトラック、我らがまんが喫茶マンボー新宿靖国通り*3。挙げれば切りがないほどに、何度も目にしたことがある風景が劇場で映し出されます。

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出典 : 映画『天気の子』スペシャル予報 - YouTube

ものだけでなく、しつこいキャッチや子ども相手にピリピリする余裕のない大人たちなんかも""ぽい""な~と思いました。天候を利用した美しい街並みも目を惹きますが、新宿という街の冷たい部分、猥雑な部分が雨の中で剥き出されていくのも印象的。

見慣れた景色がそのままスクリーンに流れていると、自分もキャラクターと同じ世界に住んでいるんじゃないかと、若しくは、帆高も陽菜もこの現実のどこかにいるんじゃないかという気がしてきます。気がするだけですが。

ファンタジーの色が強い作品になっていますが、どこまでもリアルな東京の風景が下地にあるため、現実と非現実が上手い具合に共生していて好みの世界観だったかなと思います。新宿行きたくなりました。


余談ですが、冒頭と終盤で帆高がさるびあ丸に乗って神津島から東京へ向かっていてひっくり返りました。
ここ数ヶ月伊豆諸島へ謎にフェリーで行き来していたのが、思いがけないところで活きたといったところ。完全に伏線回収だろ、これは。

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圧倒的な映像美と絶対的な神劇中歌


映画『天気の子』予報②

予告の時点で分かりきっていたことですが*4、天候を駆使した背景美術がただただ綺麗。心打たれました。

「天候の調和が狂っていく時代」を舞台としているだけあって、スクリーン内は連日雨雨雨。パッとしないねずみ色の世界で、大地に叩きつけられ弾ける雨粒や、広がる波紋の一つ一つが生きているような躍動感をもって丁寧に描かれていて、『言の葉の庭』同様に""雨""という映像表現に対する並々ならぬこだわりを感じます。

そんな灰色の世界が陽菜の祈りによって金色に輝き出すシーン、まあこれが映える。
写実的に描かれた薄暗い新宿の街が、色鮮やかに塗り替えられていくんですが、その変化が観ていて本当に気持ちがいい。最早人界で見られるような景色ではないし、完全に神域のそれ。

帆高が「人の心は天気と繋がっている」と劇中言っていましたが、正にその通りで。どこまでも広がる青空と目映い光に照らされた街を見るだけで、人の心はこんなにも踊るものなのだということを、確かな説得力を持って映像で教えてくれました。

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出典 : 映画『天気の子』予報② - YouTube


都庁通りから見えるビル群のガラスの1枚1枚が、""祝祭""のサビに合わせてオセロみたいに白黒ひっくり返ってくシーンがあるんですが、マジで楽しい。
これなんかでも見たことあると思ってたらあれですね。第3新東京市
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出典 : Utada Hikaru「Beautiful World」 Directed by Tsurumaki Kazuya - YouTube


陽の光で言えば、神宮外苑花火大会を晴れにするために、六本木ヒルズのスカイデッキから祈りを捧げる場面。あれもガチで凄かった。
雨雲が開けて黄昏が顔を覗かせるんですが、劇伴も相まって神々しさすら感じるシーンだったと思います。あっぱれ。

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出典 : 映画『天気の子』スペシャル予報 - YouTube


画が凄いのは勿論なんですけど、今回も劇伴音楽、劇中歌が観客のバイブスを上げまくってくれました。
君の名は。』同様RADWIMPSが音楽全般を担当していますが、冷静に考えるまでもなく、一つの映画のためだけにバンドマンが30以上の楽曲を作成・提供するという事態、余りに異常。劇中歌全ての作詞も担当しているし、野田洋次郎、マジでナニモンすぎる。


『グランドエスケープ』とかいうmasterpiece。これがクライマックスで流れたときの盛り上がりがやばい。

帆高が風を切り裂きながらフリーフォールし、空の上の世界から陽菜を連れ出すモーニング・グローリー(あるいはバレエ・メカニック)*5みたいなシーンがあるんですが、本当に熱い。
歌い出し、サビのタイミングと映像、帆高の叫びと歌詞が怖いくらいに噛み合っていて、なんかパニックになってしまった。

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出典 : 映画『天気の子』後報 - YouTube


既に複数回『天気の子』を鑑賞して、イントロが始まる度に「来るぞ来るぞ来るぞ…」と身構えはするんですが、どうしてもサビで鳥肌を抑えることができない。溢るる涙を止められない。
僕みたいに感情と感覚で映画を観てる人間は、この3分8秒間の奇跡を目の当たりにしたら確実に幸せになれます。皆でグランドエスケープになりましょう。

大丈夫

大丈夫

あと『大丈夫』もすごい良かった。というかこれも「歌に合わせて映像を作った」という感じの場面でした。

でも、ここで一つ告白しておかなければならない。実は僕は『大丈夫』を最初に聴いた時、これは曲としてはこの映画には使えないと思い、そう洋次郎さんにお伝えしたのだ。
(中略)
しかし実にそれから一年後、僕は最初にもらったこの曲に助けられることになる。ラストシーンの演出に悩んでいたのだ。
(中略)
ふとまだ使われていないままだった『大丈夫』のことが話題に上ったのだ。そしてあらためてこの曲を聴いてみて、僕は衝撃を受けた。
ぜんぶここに書いてあるじゃないか。
そう。必要なことも、大切な感情も、すべてが最初にもらった『大丈夫』に歌われていたのだ。僕はほとんど歌詞から引き写すようにしてラストシーンのコンテを描き、一年前に届いていた曲をそこにあてた。果たしてそうしてみれば、それ以外は他に在りようもない、それがこの物語のラストシーンだった。

小説 天気の子 (角川文庫)

小説 天気の子 (角川文庫)

『天気の子』は監督主導ではなく、スタッフ一人一人が個性を遺憾なく発揮して「これは自分が作った映画なんだ」と思えるような作品になっているということが語られていましたが*6、その中でも野田洋次郎は特に映画の根幹に関わっている人間なんだなというのを小説のあとがきを読んで思いました。

出来上がった脚本を一番最初に野田洋次郎に送って読んでもらい、その感想を曲にして新海誠に返したりとこの二人の信頼関係はガチで強いんだろうなと思います。

中流れる楽曲や歌詞の一つ一つが、映像や物語にこうも見事に調和するのも納得です。


ボーイミーツガールとかいう浪漫
帆高という主人公がいるんですが、ま~あ凡。キャラデザも平凡。
取り立てての特徴のあるキャラクターでも、大した過去が描かれる人間でもないですが、そういう設定が固められてない主人公の方が観客は感情を重ねやすいので、よかったんじゃないかと思います。

今の自分や環境に漠然とした不満と焦燥感があり、いわゆる""ここじゃないどこか""に行きたい系主人公というのも、今作のメインターゲットであるとされている10~20代の若年層は共感できる部分があるんじゃないかと思いました。(まあ帆高に世界や社会に対しての苛立ちみたいなものを抱えさせたのは、『君の名は。』でボロクソに世間から叩かれたことも起因してるそうですが)*7

家出のお供にサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』を持ってきちゃうのも思春期特有といった感じ。

キャッチャー・イン・ザ・ライ (ペーパーバック・エディション)

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反対にヒロインの陽菜はというと、天候操作、姉、家事上手、おさげ、親なし、人柱、自己犠牲、水商売…と無限に設定が盛り込まれていてトホホ。
JCヒロインに風俗やラブホ行かせようとする辺り、監督の変態的なフェティッシュが垣間見れます。

こういう何も持ってない少年が特殊な境遇の女の子に出会い惹かれていくっていうのは正にボーイ・ミーツ・ガールといった感じがします。

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出典 : 映画『天気の子』スペシャル予報 - YouTube


後半、お尋ね者になった帆高たちが夜の街をさ迷ったり、ラブホに逃げ込んだり、パトカー相手にバイクチェイスを繰り広げたりするんですが、良いですよねこういう非行。ちょっと憧れます。小さい頃の浪漫を、これでもかというくらい詰め込んだ展開の連続で普通に失神。

少年と少女だけが真実を、世界の秘密を知っているけど、大人はそれを信じない。何も知らない大人たちを敵に回してでも、誰かのため何かのため子どもたちが奔走する、というのはいつ見ても胸が熱くなりますし、応援したくなります。

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出典 : 映画『天気の子』スペシャル予報 - YouTube

もう十分です。
もう大丈夫です。
僕たち、なんとかやっていけます。
だから、これ以上僕たちに何も足さず、僕たちから何も引かないでください。


特に単体で響くような台詞はあんまなかったんですが*8、ホテルでの帆高のこの言葉は印象的。

この一瞬が永遠に続いて欲しい、この瞬間のために生まれてきたんだ、という人生一番の幸せを感じる場面が誰しもどこかで在ると思いますが、帆高にとってこのシーンが正にそれで。こんな幸せな時間がいつまでも続くわけがないことを帆高も観客も予感できてしまっていること込みで、非常に尊(たっと)い時間が描かれていたと思います。
ラブホという大人たちのちょっと穢れた空間が、子どもたちにとっての聖域であり神域となるのも面白い。

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出典 : 映画『天気の子』予報② - YouTube

一生懸命真っ直ぐに人を好きになるっていうのは、やっぱり良いなぁって観てて思いました。僕には少し眩し過ぎましたが、『天気の子』はアムールの偉大さを改めて教えてくれる映画だということは間違いありません。


世界よりも少女を選ぶという選択

映画『天気の子』スペシャル予報

映画観る前にSNSで「天気の子は賛否両論な展開!」みたいなことをよく目にしたんですけど、観終わってもそれが一体どこのことだったのか分かりませんでした。読解力0なので。気になって調べてみたらあれですね、東京を海に沈めたラストのことを言ってたんですね。椅子から転げ落ちました。

いや、映画の中でくらい東京の一つや二つ海に沈めさせてやれよ。

主人公は絶対世界を救わなければならないみたいな圧力、よくないと思います。よくない。

劇中で須賀も言うように、少女一人の命と東京都どっちを選ぶべきかなんていうのは秤にかけるまでもなく常識的に分かります。分かりますが、そもそもフィクションの世界に現実世界の法であったり、常識であったりを我々観客が押しつけようとするのがナンセンス。映画は道徳の教科書じゃないんだぞと。

君の名は。』の公開時も「起きたはずの災害をなかったことにする許しがたい歴史修正主義作品!!」みたいな度を超えた道徳的観点から叩かれていたのを思い出します。

ただ、『天気の子』はこういった前作の批判を踏まえて「『君の名は。』でキレた人をもっとキレさせたい」という捻くれたコンセプトが作品の根底にあって今回の結末が描かれたことが各所で語られているので、新海誠の狙い通りなのかなと思います。まあ『君の名は。』で絶賛してた人も沢山キレさせる結果になった感じはしますが。


映画『天気の子』後報

この映画に明確な悪役というものは出てきませんが、帆高たち少年少女の行く手を阻む"敵"は何度も現れます。
それは何も知らない(知らないふりをしている)大人たちであり、最大多数の幸福のために誰かが人柱になることを良しとする社会であり、少女が犠牲にならなければ天気一つ良くならない狂った世界そのものでした。

こういう歪な社会のシステムによって少数派が抑圧される、排除されるっていう構図を前にしたら大抵の人はマイノリティである主人公に肩入れするもんだと思ってたんですが、意外にもそうではなかったみたいで。会社で『天気の子』の話になったとき、手放しで""天気よりも陽菜をとった帆高の選択""を称賛していたら、普通に袋叩きにあって泣いちゃいました。
以前Twitterで、女子高生が急病の乗客を助けるために電車の非常停止ボタンを押そうとしたら車内の大人たちにボロクソに責められたみたいな事件が話題になってたのを映画鑑賞後にふと思い出しましたが、この映画も通ずるものがあるなぁと思います。

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出典 : 映画『天気の子』予報② - YouTube

""大多数の利得の為に一部の人間が犠牲になる""というのは現実でも毎日のように起こっている事態であり、誰もが知っていながら知らないふりをしている日常ではあることは間違いありません。しかし、この犠牲になる""一部""に誰が入ってくるかによって、人は知らないふりができなくなるということもまた事実で。

結局、『天気の子』110分の上映時間の中で陽菜や帆高を好きになることができたか、愛情が湧いてきたかどうかによって、陽菜と東京を天秤にかけた時の結果は変わるんだろうなと思います。
そういう意味でも陽菜は本当に魅力的なヒロインに仕上がっていて、ガチで万人に愛されるキャラクターを創ってきたという気がします。多くの観客が「陽菜さんに死んでほしくない」という気持ちを主人公と共有できたのではなかろうかと、「青空よりも、俺は陽菜がいい!」と言い切る帆高に痺れることができたのではないかと、そう感じました。

これまで僕は過去の記事で散々「感情任せに行動して周りに迷惑をかけるタイプのクソガキキャラが嫌い」ということを書いてきたんですが、帆高や陽菜にはそういったことに対する不快感は一切ありませんでした。というのも、キャラクターに対して""愛があるから""という答えに帰結するんですが、この一言で全ての行動を全肯定できてしまうんでズルいですね。

どれだけ大人や社会を敵に回そうとも、愛を原動力に全てを振り切っていける。笑われるくらいの、恥ずかしいくらいの愛で世界を変えていく、奇跡を起こす。""愛にできることはまだある""のだと教えてくれる、『天気の子』は正にそんな少年少女の物語でした。

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出典 : 映画『天気の子』後報 - YouTube


エピローグで大人たちが「世界は元々狂っていた、だから東京が沈んだのも誰のせいでもない」と諭してきますが、ラストシーンで帆高が「違う!そうじゃない!」とこれを真っ向から否定してくれたのはあっぱれでした。森嶋帆高、あっぱれ。

確かに世界が元々狂っていたというのは事実ですし何も間違ってはいないです。その通りです。
ただ、お天気ビジネスを通して天気がどれだけ人の心を動かすのか、人を幸せにできるのかを誰よりも知っているはずの陽菜と帆高がそんなことをラストで語ったら、これまでの全てが嘘になってしまうやろと。

世界の形を決定的に変えて、大勢の幸せを奪うことになってしまう。それを理解してもなお、陽菜という一人の女の子を選んで生きていくというその選択こそが、何よりも尊く、この物語の叩かれるべき素晴らしい点なので、そこから目を背けることなく向き合ったのは絶賛したいです。

最後に画面に映し出されたタイトルロゴ。""Weathering With You""(あなたと共に乗り越えていく)という副題の通り、この二人は世界がどんなに変わろうとも生きていけるのだと、この二人なら『大丈夫』なのだと確信しました。*9

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出典 : 映画『天気の子』後報 - YouTube


おわりに
『天気の子』、大分メッセージ性の強い作品だと感じました。
劇中で語られるように世界は狂っていく一方で、異常気象だけでなく格差社会少子高齢化年金問題と僕たち若者の未来はまあ明るくないです。日本という沈みゆくタイタニックの中で僕たちに一体何ができるのか。できないのか。まだよく分かりませんが、とりあえずこの映画を見てもっと自分のために生きていきて~と思いましたし、転職を決意することができました。新海監督ありがとう。

メッセージだなんだとかいう話を抜きにしても、エンターテイメントとして『天気の子』は非常に優れていると思います。
美麗な映像に、胸が高鳴る楽曲の数々、中年受けの良い俳優陣の起用、前作キャラのカメオ出演、要所要所に盛り上がる場面も用意されていて、笑いあり涙ありでワクワクするしキュンキュンする。老若男女楽しめるように、詰め込められるものは全て詰め込まれたような作品になっていますので、自信を持って""面白い""と人に勧めれます。観たあとキャラクターに同調できるかどうかはまあまた別の話になってきますが。

絶対に映画館で観るべき映画であることは間違いないので、まだの方は映画館へ急ぎましょう。


最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

おまけ
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*1:映画館という映画がフルパフォーマンスを発揮できる場で観れたのが天気の子と君の名は。だけなので、それ以外を比べるのはちょっとフェアじゃないですが

*2:神津島

*3:帆高は24時間パック3200円(小説版だとナイトパック12時間2000円)で漫画喫茶に泊まっていたが、新宿で同じ24時間ならカラNET24で1300円の12時間パック×2の2600円で帆高よりも600円安く滞在できる。

*4:おれは映画観る前に一切予告を見なかったから分からなかったが

*5:交響詩篇エウレカセブン』第26話、第48話

*6:キネマ旬報8月上旬号

*7:月刊カット8月号

*8:そもそも映画は言葉で魅せるものでもない

*9:インタビューで新海誠が「この二人は付き合っても上手く行くとは思えない」「恋人同士になれる気はしない」と答えていて憤死した

『ONE PIECE STAMPEDE』を観た

8月12日、ワンピースの映画を観てきた。

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ウルジスト歓喜の映画だった。

ラフテルの綴りが""laugh tale""だと判明したのは大きかったと思う。


劇場版『ONE PIECE STAMPEDE』予告

『ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA』のLVに行ってきた

7/27に『ゾンビランドサガLIVE~フランシュシュみんなでおらぼう!~in SAGA』のライブビューイングを観てきました。

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楽しかったです。非常に。

現地至上主義者なので、LV参加というだけで憤死するんじゃないかと思い行くのを躊躇いましたが、普通に幸せになれたんで行ってよかった。

当たり前ですが、ゾンビランドサガってやっぱ人気なんですね。オタク層のファンが多いというのは勿論、舞台となってる佐賀県からめちゃめちゃ応援してもらっててビビった。
未だかつて県知事が直々にオタクライブの開幕挨拶をするなんてことがあったでしょうか。いやない。*1

1:特攻DANCE~DAWN OF THE BAD~
2:DEAD or RAP!!!
3:徒花ネクロマンシー
4:アツクナレ
5:目覚めRETURNER
6:To my Dearest
7:ヨミガエレ
8:光へ
9:FLAGをはためかせろ!
10:徒花ネクロマンシー

youtu.be


曲数少ないから選曲だ曲順だ何だで魅せようもないですが、神(シン)の曲しか流れない作品なのでまあどんなセトリにしようがバイブスが上がるわなといった感じ。

アニメのステージを再現しようと演出に力を入れてるのが随所で伝わってきました。二階から下の観客にたえちゃんの首ぶん投げてラップの流れに持ってったのは素直に感心。目覚めRETURNERも落雷演出後にElectric Returnerに変わるのも熱かったです。

徒花ネクロマンシーのバッテンの振り付けがくそダサかったのと、LV会場だけかどうか分かりませんが、時々演者の歌声が入ってなかったりしたのが気になったくらいであとは本当に楽しめました。

チケット握れなかった人たちに配慮して、最初と最後に楽屋花インタビューをライブビューイング会場だけに見せてくれたのもあったけぇ~と感動。

アンコール後に徒花ネクロマンシーか~と思ったらまさかの江頭2:50が登場してきたのはワロタ。お馴染みのOPに合わせたキモい動きを披露してくれて、これには客席からも大喝采と万雷の拍手。

暴れるだけ暴れ回ったあと、「お前ら~!!この映像を見ろ!!!」と叫んで白竜さんの謎演説。
youtu.be


二期絶対ここで発表すると確信してましたが、予想をはるかに超えるものを見せられてずっと笑い転げてしまいました。完敗です。


ライブパートも楽しかったんですが、やっぱり最後の挨拶で演者さんたちが『ゾンビランドサガ』と自分のキャラクターを愛しているということが伝わってきたのが一番よかったかなと。そして、彼女たちの口ぶりから、スタッフ関係者、演者の家族、佐賀県、数え切れない人々にもこの作品が親しまれている、認められていることが感じられて嬉しかったです。


いや~めちゃめちゃ楽しかったです。楽しかったんですが、それ故に現地アルピノに行くことができなかったのが悔やまれます。ムキー❗️

次回のライブイベントは絶対チケット手に入れて伝説の目撃者になろうと思います。というかなります。

最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

*1:反語

【感想】『言の葉の庭』を観た

7月21日*1、自宅で言の葉の庭を観ました。

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面白かったです。

本当は『天気の子』を観ようと隣の県まで向かってたんですが、まさかのチケット売り切れ。むしゃくしゃした気持ちを鎮めるために、とりあえずアマプラで『言の葉の庭』を視聴したという次第です。トホホ。

あと「『天気の子』を観る前に新海誠作品は全て履修しておくべき」とかいうオタクたちの謎の圧力に屈してしまったのも大きな理由。


映画『言の葉の庭』予告編映像


最初に、風景描写がどこまでも鮮明に描かれていて感動しました。
降り注ぐ雨の一粒一粒に呼応して、水溜まりに広がる波紋。空き缶やペットボトル、包装紙が乱雑に散らかった生活感溢れる部屋。上木鉢に敷かれた大鋸屑や枯れ葉のキモいぐらいの書き込み具合。マンションのエレベーター前に立つ「点検中」の看板と貼り付けられている注意文書。挙げ出せば切りがないくらいの緻密な背景が全編に渡って描かれていてただただ感服しました。金麦は神。

絵の美しさという点も勿論ですが、実際に在る日常の風景をナイフでそのまま切り出したようなリアリティを感じれたのがまた良かった。


どこまでも綺麗な梅雨景色と対照的に、ストーリーはマジモンの6月のように中々パッとしない曇り空だったのも印象的です。


まず15歳と27歳、12歳の年の差。この組み合わせ滅茶苦茶いいですよね。罪深すぎやろ。

思春期真っ盛り、毎日毎日繰り返しの日々の中で将来への不安や疑問が溢れる高校生男子が、年の離れた女性に無限に期待と憧れを抱く気持ちは痛いほど分かります。
まあタカオは年齢不相応に明確な将来へのヴィジョンと確かな意思を持ってしまっているので、大分僕とはかけ離れた存在なんですが。

反対に、理想の大人になれずにずっと同じ場所にいることへの嘆きと前に踏み出すことができない焦燥感に駆られるユキノ先生。こちらも無駄に年だけ食って中身が1ミリも成長していない自分としては理解しかないと言ったところ。
スーツ着て駅まで来たものの、やっぱり怖くなって外で缶ビール飲むというのが嫌に生々しい。

生徒にいじめられて先生が学校に行けなくなる、というのも結構リアルでくるものがありました。
母校でも「○○先生を流産させようの会」みたいな感じで教師を退職に追い込むのが流行っていたのを思い出して、まあまあ胸が苦しい。マジでこの位の年齢のガキはどこまでも残酷になれてしまうので、タカオにはお灸を据えて欲しかったところですが、普通に返り討ちでボコボコにされちゃって泣いた。


というかユキノが教師だという事に校内で会うまで気付かなかったのが悔しすぎる。

短歌や以前会ったことを匂わせる台詞、着信履歴にある伊東先生でそこまでの発想に至ることができなかったのは割と痛手。一本とられました。

タカオもユキノも同じ学校の人間で、実は向かうべき場所は二人とも一緒だったというのがよかったです。最後の「歩く練習をしていたのはおれも同じだった」ってのにもかかってきますけど。

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日が差し込んだ後、ユキノがタカオに抱きついて泣きながら心中を吐露→Rainの流れは鳥肌。それまでのタカオの叫びも相まって、四肢が吹き飛びそうになるほどのカタルシスを感じることができました。

ここで安易に「私もあなたのことが好きだった」とか言わせないのもファインプレー。

ラストでタカオが手紙を読んでましたが、結局作った靴を履くことなくユキノ先生はどこかへ歩いていって、二度と会うことはなかった────みたいなパターンな気がしてキューッとなっちゃいました。

まあそれでいいのかなと思います。

タカオとユキノ、生徒と教師の恋愛のお話というよりは、心を病んで歩けなくなったユキノをタカオが支えとなって救済する面が主軸というかなんというか。一人で立って歩けるようになったから、もう靴(タカオ)がなくても前に進めるといった感じで終わったんかなと感じました。大人になって遠くまで歩けるようになったタカオが彼女を追いかけて行くのかどうかはまた別の話ですが。

いやそれにしても最後までユキノの口から「タカオが好き」だと語られることがなかったのは大人の対応といった感じでよかった。年の開いた男女ならではみたいな。
とは言うものの、やっぱり二人は結ばれて欲しいという気持ちも普通にあるので難しいところです。

言の葉の庭

言の葉の庭

ちょっぴり切なかったですが、面白かったです。
オタクが「言の葉の庭』のお陰で雨が好きになった」とか訳の分からないことを言っていた意味がよく分かりました。

あと何作あるのか知りませんが、この調子で天気の子観るまでに新海誠監督の作品をがんばって観賞しようと思います。



最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

*1:ぼくの誕生日です

Machico FUNFAN EVENT 2に行ってきた

7月20日MachicoさんのFCイベに行ってきました。

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楽しかったです。

スーツ着たまま18切符で東京着。社会人になっても未だにこんな仕打ち受けなきゃいけないのバグだろ。


FUNFAN EVENT ""2""ということでのんべんだらりは完全に無かったことにされたものと思ってましたが、ちゃんとMachicoさんの口から「3回目のFCイベント」という言葉が聞けたのが良かったです。

「マンバメイクがしてみたい、私のファンは懐が深いから髪染めたりしてもいつも似合ってるって受け入れてくれる」的なこと言ってて爆笑してしまった。

一人一人乾杯したり、ビンゴしたり、オタクとジェンがしたり色々コーナーがあったけど、ハロ/ハワユが聴けたのがよかった。

【FUNFAN EVENT2セトリ】
1.ハロ/ハワユ
2.またあした
3.1ミリ Symphony

やっぱりMachicoさんの歌声は好きだな~と思ったし、これからも応援していきたいなと思いました。まる。



Machico / 1ミリ Symphony (「映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説」テーマソング)