じゃこびの部屋

大阪在住うーたん。出かけたり、映画みたり漫画読んだりしたいです。

【感想】漫画『ファイアパンチ』を読んだけど面白すぎてワロタ【考察】

ジャンプ+で連載されていた藤本タツキ先生の大人気漫画『ファイアパンチ』を読んでみました。

 

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……あっぱれ!

 

 

 

1.あらすじ

生まれながら奇跡を使える人間を 祝福者と呼んだ 『氷の魔女』と呼ばれる祝福者によって 世界は雪と 飢餓と 狂気に覆われた 凍えた民は炎を求めた

再生能力の祝福を持った主人公アグニとその妹ルナ。両親を失った二人は身を寄せ合って小さな村で細々と暮らしていた。そんなある日、ベヘムドルグ王国の兵士ドマの手によって村は全焼。彼の朽ちるまで消えない炎の能力によってルナは死んでしまうが、アグニは灼熱の地獄の中で再生と炎上を無限に繰り返し、なんとか生き長らえた。

あれから8年。その身を焼き焦がしながらも体を自由に動かすことを可能にしたアグニは、憎きドマに復讐するべく、ベヘムドルグへと旅を始める─────。

 


『ファイアパンチ』1巻発売記念PV

 

2.ありえんハードな世界観

 『ファイアパンチ』を読んでまず目を奪われるのがグロテスクな描写の数々。

1巻を手にとりさあ読むぞ~と思ったら、いきなり主人公が自分の腕を妹に切断させるところから物語が始まるものだからひっくり返ってしまった。見てるだけでツライツライだ。 

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 (引用元:『ファイアパンチ 1』藤本タツキ 集英社

この切断した腕、何に使うのかというと村人に配って食用にするのだと言い出すのだから驚き。飢えをしのぐために再生能力が強いアグニが自分の腕を毎日何回も斧で切ってもらっては生やしているそうです。優しいんだか狂ってるんだか(トホホ

他に食べるものがないとはいえ、余りにショッキングな光景。

作品内が無慈悲無秩序無教養な世紀末のため、常識の通じない、残酷で狂気に覆われた世界が『ファイアパンチ』では描かれています。

殺人略奪当たり前。奴隷制度、人身売買、強姦、カニバリズム、近親相姦等々、倫理観の欠片もないような行為が平然と行われるものだから、思わず目を背けたくなってしまいます。大人も子どももバンバン死んでいくし本当に容赦がない。トホホ。 こういう残虐なシーンは基本的にじゃこびは苦手なんですが、怖いもの見たさからか、「うーうー」唸りながらも結局ページを捲る手を止めることはありませんでした。

まあ、グロいシーンがただ並べられてる漫画ではなくて、「残酷な世界で人はどうするのか、どうなるのか」というその先を映えさせるためのあくまで演出として残虐描写は存在しているので、安心?してほしいところ。

帯に""ダークファンタジー""とやたら描いてるだけあって、基本的に暗い世界で陰鬱な物語が進んでいくため、そういう話が好きな人には特にオススメ。

 

3.読者を振り回す邪道な展開

 あらすじを見たり、最初の2,3話だけ読んでるだけだと『ファイアパンチ』はドマとかいう敵をぶちのめす復讐劇なのかな?と思うかもしれないですが、それはとんでもないフェイク

 

妹の仇である憎きドマと1巻の時点で早々に再会を果たしてしまうアグニ。ガチンコ能力バトルにでも突入するのかと思いきや、なんとこの宿敵ドマ、「何でもするから許してくれ」等と謝り倒して命乞いをしてしまいます。ゲロ吐きながら。

f:id:jacobmacfi:20181106204101p:plain  (引用元:『ファイアパンチ 1』藤本タツキ 集英社

ドマは心の病で既に疲弊している様子で、こんな燃え尽きてしまったジジイに復讐したとしても、読者はカタルシスを得られないのは火を見るより明らか。

 

この時点で『ファイアパンチ』はドマに復讐を果たすのがゴールの漫画ではないのではないか?という疑問が読者に生まれてきます。

 

後述する謎の女 トガタの登場によって物語は更に分からない方向に進んでいくことに。このトガタさん、いきなり現れるや否や、「ドマを殺せるようセッティングするから、アグニを主人公にした映画を撮らしてくれ」と言い出します。意味がわかりません。

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 (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

ここからトガタ監督はアグニを復讐者らしい主人公にすべく指導していき、史上最高傑作を作ろうと奮闘します。なにこれ。

 

natalie.mu

 

 僕は物語が展開される中で、ジャンルが変わるというか、読者が事前に予想していた展開からまったく別の方向へ進んでいくマンガを作りたいと思っているんです。(中略)「ファイアパンチ」は今後3回か4回、ジャンルが変わります。

 1巻発売前のインタビュー。

場当たり的にその場のノリとテンションで話を変えてるのかと思いきや、ちゃんと計算して物語を作っているらしい。

マジで1話から最終巻までの構想を練っていたのだとしたら、天晴れという他ない。

 

f:id:jacobmacfi:20181106200130j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

この予想のできないストーリー展開と同じくらい予測不能の行動をするのが、主人公のアグニ。

 

正直な話、こいつには感情移入できません

復讐者だと思ったら主人公を演じ、神様になったかと思えば悪役になり、狂人など、様々な役にコロコロ変わっていくので読者は中々頭が追いつかない。その辺のアグニの心理描写を作中すごい丁寧に描いてくれてるんだけど、理解できない。いや、理解はできるんだけど共感できないというかなんというか。 ダークヒーローとかいう範疇から飛び出してしまい、主人公として、人として、越えてはならない一線を余裕で超えてしまっているので、中盤以降はもう応援できないんですよね。トホホ。

 

主人公に感情移入できないというのは割と漫画として致命的な欠陥なのかもしれませんが、ここまでキャラが変わる異常な奴だと、「こいつはこの先どうなってしまうのか」という興味が無限に湧いてきて逆に気になってしまいます。

そういう点ではアグニも"主人公"の条件を満たしているのかもしれません。

 

 1話で期待するような、クズどもをボコボコにして爽快感が得られる話とは程遠い、不完全燃焼なストーリーが『ファイアパンチ』では待っています。

が、物語のお約束を無視する衝戟の展開の連続に目が離せなくなるのもまた間違いないです。期待せり~!

  

4.キチ○イ女監督 トガタ

f:id:jacobmacfi:20181106204503j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

ファイアパンチ』の魅力の8割を占めていると言われる(じゃこび調べ)女監督トガタですが、ま~あこの人がイカれ過ぎてやばい。トガタやばい。

 

主人公と同じ再生の祝福持ちのひょうきんな女性で、映画を何よりも愛している300歳。作中1,2を争うレベルに博識で頭もよく、格闘術も心得ており、最強クラスの戦闘力の持ち主。監督。かっこいい。かわいい。

f:id:jacobmacfi:20181106205804j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

 撮影中、再生の祝福者と連続で戦うことになり、ふざけるなと""喝""を入れるトガタ。

ベヘムドルグの兵士たちに捕まったアグニを助けるために初登場して大暴れするんですが、これがもう狂気過ぎてワロテしまう。『ファイアパンチ』の狂った世界に、トガタの無茶苦茶なキャラクターがよく合ってる。

 トガタの登場でこの作品が予測不能のジェットコースターと化していきます。

 

大好きな映画を焼かれてしまい生きる糧を失うトガタですが、全裸で燃えてる男ファイアマン(アグニ)を見かけたことで、彼に惚れ込み映画を撮ることを決意。救出したアグニを主人公に仕立て上げ、面白い演出を取り入れようとあれこれ画策します。

基本的にトガタの行動原理にあるのは「面白いか面白くないか」であり、映画が面白くなりそうだったらなんでもする映画の鬼です。

 

お前は最後に殺すと約束したな…あれは嘘だ」「キックザベイビー!」等パロディー台詞をガンガン使用したり、監督という立場を利用して読者がツッコミそうな事を先回りしてツッコんでもくれるメタなキャラ

この手のキャラは一歩間違えたら寒すぎて大惨事になりそうなものですが、トガタはそれらを絶妙にシュールな笑いへと昇華させてくれるので、好きです。

 

f:id:jacobmacfi:20181106215300j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 2』藤本タツキ 集英社

トガタの人間性が垣間見えるシーン。ただ頭がおかしいだけのキ○ガイではなく、映画という自分の芯、支えをもとに生きてきたことが伺えます。

物語が進むに連れてトガタの内面が語られていきますが、その辺りのくだりも本当にあっぱれ。

ただ笑えるキ○ガイだったトガタが、次第に愛おしく感じてきます

 

5.「演技」というキーワード(ネタバレ注意)

f:id:jacobmacfi:20181107125412j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

恐らくこの漫画で一番伝えたいテーマであるのが「演技」

ファイアパンチ』の登場人物たちは皆何かしらの演技をし、周りの人たちはそれを信じています。

 

ベヘムドルグの指導者 "ユダ"は、本当は国王も神様も存在しないのに、神の声が聞こえるフリをしていました。人々をまとめ、導いていくためです。

そのユダの演技を国民たちは信じ、神であるベヘムドルグの国王を崇めていくのですが、民衆を統率しやすくするために使われるある映像が出てきます。それが「映画」です。

f:id:jacobmacfi:20181107174923p:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

宿敵ドマさんも、ただの娯楽作品の映画を本物の神が悪魔たちを燃やしている光景だと信じ込んでしまい、ユダが言う偽りの天啓に盲目に従ってしまいます。この漫画映画に狂わされる奴多すぎ。

何故こんなちゃちいC級映画に何も疑いを持たないのかというと、人々の基盤に「教養」がないからだと語るドマ。

教養がないから人々は想像力を養うことができず、ユダの「演技」も、映画内の「演技」も簡単に信じ込んでしまうのでしょう。

 

物語中盤、ベヘムドルグの奴隷を救出したアグニは数百人規模の大所帯を抱えることになります。ここで当然直面するのが食糧問題

自分を神と崇拝する人々の期待に応えるため、アグニは再び自らの人肉を提供します。しかも燃えていない頭部の左側。オエー!!

 

ほぼほぼ顔面の肉なので目ん玉や耳なども中には含まれており、食べる側は人肉が出されているということは一目で分かります。にも関わらず、人々がアグニの肉を食べることができるのは何故か。

それは「神様の教え」だと互いに嘘をつき合ってるからです。

アグニの目を食べると目がよくなり、アグニの耳を食べると病気が治る。アグニの口を食べたら神の力を分けてもらえるなどと訳の分からないデマカセを勝手に言い出すし、もう手に負えません。(まあ否定しないで神を演じるアグニが悪いんですが)

食べてる本人たちも、「人肉を食べるのは人の道を外していること」だという自覚は当然あるのでしょうが、「神の加護がある肉だから」と自分を騙し、何も悪いことをしていないかのような「演技」をします。

 

f:id:jacobmacfi:20181107182108j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 4』藤本タツキ 集英社

皆で嘘に嘘を塗り固めていくことで、嘘は事実となり、「常識」となっていきます。

勿論そんな常識に染まりたくないという人もいるのでしょうが、集団の中で生きていくためには、周りに合わせて狂った「常識」に染まった「演技」をするしかないのです。生きるためだから仕方ありませんね(トホホ

 

他にもわんさか「演技」で己も周囲も欺くキャラたちがいますが、そんな中でも演技に演技を重ねた演技派俳優なのが主人公のアグニさん。

上の方でも書きましたが、こいつは色んな役を演じ過ぎてしまっていて、アグニという人間が何者であるのか、自身も『ファイアパンチ』を読んでる読者も分からなくなってしまいます。

 

トガタの映画撮影に付き合う形で主人公を演じることになったアグニ。ここからアグニの「演技」遍歴が始まったかと思いそうですが、これまたとんでもないフェイク。

なんと物語の核の部分でもあるかと思われた、ドマへの復讐心も実は演技だったとアグニは言い出すのです。

 

アグニにとって妹のルナは「生きる糧」でした。 ルナが幸せに生きることだけが、彼にとっての支えであり、全てだったことは間違いないでしょう。

何よりも大切だったルナが目の前で焼け死んでしまうことで、アグニは文字通り生きる理由を失ってしまい、死を望みます。生きてても熱いし痛いだけなのでまあ当然ですね。

そんなアグニを生に繋ぎ止めているのは、「生きて」というルナの最後の言葉。この妹の最後の願いのせいで彼は死ぬに死ねないのです。

 

妹という唯一の「生きる糧」を失ってしまった。灼熱の炎に燃やされる苦痛から逃れたい、死にたい。でも妹の「生きて」という願いを叶えなければならないので死ねない。

八方塞がりになったアグニが最後に辿り着いたのが、ドマへの恨みを「生きる糧」とし、復讐者の「演技」をすることです。

f:id:jacobmacfi:20181107230815j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 3藤本タツキ 集英社

ドマを殺したところで妹は帰って来ない、復讐に意味はないと分かっていても、痛みを誤魔化して生きるためには復讐者を演じるしか選択肢がなかったアグニはひたすらドマを憎みます。

年月が経過する中で「演技」をしていたことも忘れ、いつしか「演技」が「本心」に変わっていくアグニ。(まあ本心も何も8年間燃やされ続けてるから憎しみの感情が沸くのは当然なのですが)

 

例え本来の自分とかけ離れた姿だとしても、「演技」をし続けることで、いつしか偽りの自分は本当の自分になってしまうのです。

 

中盤、アグニは復讐を果たすべくドマへ会いに行きます。しかし、ドマと言葉を交わし、多くの子どもたちが彼を慕い共に暮らす姿を見たことで、殺害を断念。

「自分と同じようにドマにも助けたい人がいる」「ルナも自分も誰かが死んで満足するような奴じゃない」。そう言ってアグニはドマのもとを去ります。

 

これにてアグニの復讐の旅は幕を下ろした………………かと思いきや、やっぱりドマの所に戻ってアグニはファイアパンチかましてしまいます。しかも子どもたちも皆殺し。外道過ぎワロタ。(まあ唯一救いなのはアグニが進んで燃やしに行った訳でなく、ドマを探し歩いてる中で火が燃え移って死んでしまったというところでしょうか。擁護にもならないですが)

f:id:jacobmacfi:20181109192012j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

これには流石のトガタもドン引き。

アグニ自身は燃やした記憶はなさそうで、心の奥に潜む復讐心が自我を凌駕して知らない内にやっちゃったかのような様子をしています。

 

この時アグニは唯一炎に包まれていなかった顔の左側も燃やすことで、別人格へ切り換えているかのような感じ。「狂気」に完全に覆われたという表現でしょうか。

これ以降も我を忘れて残虐非道な大量殺戮をする時はこの顔になります。キチ○イスイッチみたいな。

 f:id:jacobmacfi:20181109193740j:plain  (引用元:『ファイアパンチ 5』藤本タツキ 集英社

 これは完全に「悪役」のツラですね、ありがとうございます。また役のレパートリーが増えました。

 ようやく我に返ったアグニは、「自分は『主人公』じゃなくて『悪役』やったんや!ルナと一緒に死んどくべきやったんや!」と悟り、湖に落ちて自殺を図ります。

 

このアグニによるドマファミリー皆殺し、復讐心が抑えきれずやっぱり燃やしてしまったのかと最初は思いましたが、命を絶つ口実のために「悪役」となって殺ったのではないかという気もします。

前提としてアグニは「熱い!苦しい!妹おらんしさっさと死にたい!」という感情が大部分を占めてました。それでも彼を生に繋ぎ止めていたのは、ルナの「生きて」という呪いともいえる最後の願いと、そこから生み出されたドマへの復讐という「生きる糧」です。

しかし、ドマを見逃して復讐を終わらしてしまったことで、アグニには「生きる糧」がとうとうなくなってしまいます

救った人々を助けるために神の「演技」をして生き続けるにしても、ドマの「教養」の話を聞いたアグニが人肉を分け与えられるとも思えませんし、このまま皆の面倒を見ることも困難です。

神の「演技」では復讐の「演技」のように「生きる糧」の代わりには恐らく成り得ません。

 

ルナの「生きて」という願いを叶えるために死ぬわけにはいかない。でももう死にたい。

このジレンマを解消するために辿り着いたのが、復讐を果たすためにドマを殺して「悪役」になることで生きるに値しない自分を作り出すという答えだとじゃこびは考えている次第です。

世の中の無差別殺人犯の多くには自殺願望があり、死に値する自分を故意に作り出して「演技」をし、生に踏ん切りをつけるために殺人を犯すとよく言われますが、アグニもまさにこれの類だったんじゃないかと思います。

意識的か無意識的かはともかく。

 

こうして自分が死ぬべき理由ができ上がったアグニは晴れて(?)湖に落ちて死のうとしますが、トガタの命と引き換えに助け出されてしまい結局それも叶わず終い。

しかも今度はトガタに「生きて」と言われてしまい、またしても死ねなくなってしまいました。ここまで来ると同情も禁じ得ません。

 

その後はルナに顔が似ていて記憶も失ったユダを妹ということにして、自分は「兄」の「演技」をすることで、自殺未遂を繰り返しつつもなんとかアグニは10年間生き長らえます。偉いぞ。

 

アグニを筆頭に、「演技」で本当の自分を覆って延々と偽りの自分を演じ続ける『ファイアパンチ』の登場人物たち。

これは漫画の中の話だけではなく、私たちの現実世界も当たり前のように演技が溢れ返っています。会社に学校、家庭内。集団の中に存在する限り人は「演技」から逃れることはできません。本音と建前を使いこなす我々日本人なんか特にそうなんじゃないでしょうか。

 

しかし、素の自分を隠して別の自分を演じることは、決して悪いことではないはずです。

 

最終巻、アグニが初めて嘘(演技)をついたときのことが語られます。

少ししかない食糧を前に食べるのを遠慮していた兄妹に対して「もっと食べていいんだよ」と謝る母親。その時のことをアグニは次のように話します。

俺は母さんを安心させたくて嘘をついたんだ 。山の芋を見つけたからルナと一緒にたべたんだよ だから俺もルナもお腹がいっぱいなんだよと。 その後寝る前にベッドの上でルナと話していると ルナの中では本当に芋を見つけて食べた事になっていた。(中略) 食べてもいない芋でお腹が膨れたルナに俺は少し笑った。 いつもはお腹がすいてなかなか眠れずに ルナと二人でずっと話しているんだけど その日は俺もルナも なぜだかすぐに眠れたんだ。

劇中の「演技」は人を狂わせるものばかりが目立っていましたが、ここで語られるアグニの根っこの「演技」はとても温かくて優しいものでした。

「人は信じたいものを信じたいように信じる」「演技をし続ける内に、演じている自分が本当の自分になってしまう」「自分が何者かは他者の評価によって分かる」

物語終盤で出てくるこの辺のセリフが、全てアグニの最初の「演技」にはつまっています。

 

そこに秘める目的によって、「演技」は人を幸せにもできるし、不幸にもしてしまう。

 

そんなことをこの漫画では最後に伝えたかったのではなかろうかという気がします。

 

 ファイアパンチ 8 (ジャンプコミックス)

 

ファイアパンチ 8 (ジャンプコミックス)

 

 

 

とりとめのないことを長々と書いてしまいましたが、残念ながらじゃこび自身まだ『ファイアパンチ』のことを十分に理解できていません。マジで誰かに解説してほしいです。トホホ。

また読み直したり、パロディ元の映画たちを見てもっと理解を深めていきたいところ。

 

まだ読んでない人には是非読んでほしいですが、この漫画は好き嫌いが分かれると思います。

他人にものを勧める時に「評価が分かれる」なんていうのは逃げみたいな感じがしてあまり使いたくないんですが、『ファイアパンチ』はマジで評価が分かれる気がする。ので使わせてもらいます、あえてね。

 

全8巻と手軽に揃えられるので、是非購入を検討して見はいかがでしょうか!

 

 

 

最後に

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

 

 

Jack of Legendとソツロンの神託

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昨日、卒論発表会を終えて無事に論文を受理していただけることになりました。人類の勝利です。

5000字文字数が足らないまま提出したので普通に死んだな~と思ってましたが、生かされました。学び舎から飛び立つことを許されました。震えが止まりません。


jacobmacfi.hatenablog.com


以前にこんな記事を書きましたが、予想通り卒業論文提出締め切りの一週間前になるまで、僕は何も始めることができませんでした。というか二日前になるまでパソコンに触れることすら叶いませんでした。

このまま何もできずに死んでいくのかと思ってましたが、最後の最後に頑張って書き上げることができたのは、我ながらあっぱれだなぁと思います。誰か誉めてください。


まあ実際はこんなんとても誉められるようなことではありません。どう考えても研究に長い時間を費やし、卒業論文という大学生活4年間の集大成に全力でぶつかった人間の方が偉いです。カッコいいです。

どれだけ短時間でゴミ論文書き上げようと、そんなものは学問への冒涜でしかありません。はっきり言って無意味な行いです。

無意味な行いなんですが、僕みたいな期限ギリギリまで行動を起こせないゲロカス大学生たちは、この無意味な行いを死に物狂いでしなければなりません。


一年後だか何年後だか知りませんが、これを読んでる方たちも締め切り三日前とかになって「卒論まだ1文字も書いてないんだが……?w」みたいな事態になる可能性は大いにあります。知らんけど。
絶望、悲歎、悔恨、あらゆる負の感情から逃げるように布団にもぐって息を潜める毎日。留年の恐怖に押し潰されそうになりながらも、卒論書かずに日々を消費し続ける時期が来るかもしれません。

そんな締め切り残り数日で絶望的な状況になった時、「じゃこびとかいうキモオタは一日二日で卒論書いてたし、まだ間に合うな~」みたいな感じでこの記事を思い出せていただければ、クズ大学生の励み(というか気休め)みたいなものになれば、幸いです。


ちなみに文系の人間です。理系の方はよく分からないですが、こうなったら諦めた方がいいと思います。すみません。
文系の方も、文系の品位を落とすようなことをしてしまってすみません。



今日は卒論締め切り前の七日間何してたかを順番に振り返っていきます。特にアドバイス的なものとか、具体的な論文の内容みたいな話はないのでそういうのは期待しないで。


まあ暇だったらお付き合いください。










1月13日
午前1時くらいから後輩の家で映画を3本観て現実逃避してたら朝になっていた。それから寝て起きたら14時くらいになってて普通に死にたくなった。

家帰っても普通に眠気が消える気配がなく、また永眠。ムーミン。完全に一日を睡眠で溶かす最悪の日曜日になってしまう。死にて~。

20時くらいに目を覚ますもやはり頭がぼんやりしたので今日は卒論を諦めた。
代わりにブラウザゲームアイドルマスターシャイニーカラーズ』(シャニマス)をプレイした。

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【お試し/みつゴコロ】三峰結華でTrue Endをみた。

初めてTrue End見れたからもうシャニマスに未練はないなということで、勉強に真剣(マジ)になることを決意。
明日から頑張るぞということで眠りについた。


1月14日
月曜日だし頑張るぞ~とやる気がモリモリ湧いてきたが、朝図書館に着いて初めてこの日が成人の日、祝日であることを知って萎える。
別に休館というわけではないが、休日だと夕方5時には閉館してしまうので、夜10時まで勉強頑張るつもりだったじゃこびのやる気は一気に削がれてしまった。机に向き合う前のモチベーションだけは天井知らずなので参ってしまう。トホホ…

余談になるが、卒業論文書き終わるまでは意図的にカレンダー見ないようにしていた。見たら自分の死期が近いことに気づいて発狂しそうだったので。


とりあえず自習室的なところで参考文献の和訳を試みようとした。が、時間がちょっと中途半端だったので11時までスマホいじってそれから作業を始めることにした。

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【杜野凛世の印象派】杜野凛世でTrue Endを見る。

True Endの取り方を理解してきたので他のカードでもバンバン取ってくぞ~と思ったが、時計見たらもう12時近くだったのに気付き流石に正気に戻った。
一時間ほど勉強したらお腹が空いてきたので外に出てご飯を食べる。パクパク。

すぐ食事を済ませ図書館に戻るも、お腹がふくれてしまったせいか、今度は睡魔に襲われてしまう。眠気を覚まそうと爆買いした缶コーヒーをガブガブ飲むも普通に気持ち悪くなって泣いた。カフェインが合わないなというのを改めて実感。

眠気と吐き気のダブルパンチがやばかったのでこの日はもう和訳を諦めて家に帰宅。まあ一時間机に向き合えたしよく頑張ったな~ということにしといた。

夕方に起床。晩飯を作ろうということでスーパーに行き食材を購入。10人分のカレーを作った。料理で体力を使ったのでまた寝た。

22時くらいに目が覚めシャワー浴びようとしたら水が出てきて発狂からの凍死。ガス代滞納した覚えはなかったが、お湯が出ないので仕方なく銭湯に行った。

湯船に浸かるという行為を久しくしてなかったので気持ちよすぎて風呂場で昇天しそうになった。銭湯は神。

この日からしばらく銭湯に通うようになる。




1月15日
授業があった。

学科の先生に卒論どう?と聞かれる。「0文字です!」と言ってやりたかったが、どこから情報が漏れて教授に伝わるか分からなかったので、「あとはもう出すだけです!!^ ^」とまた嘘をついてしまった(トホホ

卒論は何も進まなかったが、授業頑張ったから今日はいいやということで家帰って寝た。

夜に起きてからイオンモールに行って卒論書くとき用のUSBメモリーとヘッドホンを買う。

あとコンビニでゴーグルプレイカードを購入し、オタクソング爆買いしてダウンロード。地上最強のプレイリストを作る。

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卒業論文とかいう学生生活のラスボスにじゃこびと共に立ち向かった傑物たち。マーリン勲章勲二等授与。


以前も何かで書いた気がするが、勉強という行為が生まれた時からまあ嫌で仕方がなかった。じゃあ大学来んなよって話だが。

そんな勉強という苦行を少しでも楽しいものにするために、机に向き合うときは必ず音楽をかけていたので、今回もそうした。勉強するための環境作りというか。

このプレイリストなら今度こそ卒論を撃滅できると確信し、銭湯行ってこの日は寝た。



1月16日
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【マメ丸と一緒!】小宮果穂をSランクアイドルにしてW.I.N.G.優勝してきた。

卒論終わるまでシャニマスは触れないと思っていたが、True End見たら次はSランクアイドルを目指したくなるのが人の性。

アイドルをSランクにまで育てられんような奴が卒業論文書けるわけもねぇよな~ということでスマホと格闘した。

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放課後クライマックスガールズとかいう天下無双のユニットでSランクとることにこだわったせいか、無駄に時間がかかった。

晴れてSランクアイドルのプロデューサー様になれたので、今度こそ『アイドルマスターシャイニーカラーズ』とお別れ。アディオス~。


この日はそこそこ頑張って文献の和訳を頑張った。頑張った。頑張ったといっても時間にして3時間。ページ数にして40/270までしか進まなかったが。

このペースで訳してそもそも卒業論文書き始める段階まで行けるんかなぁとちょっと不安になってきたが、まだ4日あるし本気出せばいけるなと特に気にしなかった。

この自信は一体どこから湧いてくるのか自分にもよく分からなかったが、銭湯行って風呂入って寝た。



1月17日
ツイッターで「卒論まだ0文字なんやけど……w」て何気なくツイートしたら結構反応がきてビビった。

DMとかリプで御言葉をけっこう頂戴してしまって、自分がヤバい状況にいるのにようやく気づいて怖くなってしまう。今更過ぎるが。

この日は前日の倍の6時間図書館で勉強した。このペースでいけば明日は12時間勉強して神になれることを確信。明日の自分に期待を膨らませ銭湯へ寄ってから帰宅。

すぐ布団で寝ようと思っていたが、YouTubeでガーリィレコードの動画見てたら普通に4時くらいになってやっちまった~と後悔。


【深夜のテンションシリーズ】☆2キャラ10連選手権


【深夜のテンションシリーズ】主人公がとどめを刺せない敵選手権

マジで深夜のテンションシリーズは腹抱えて笑てしまう。おれの沸点が低いだけか?


1月18日(締め切り3日前)
9時くらいから大学の図書館で勉強した。

普通に訳してたら絶対間に合わんなということでめっちゃ荒々しい日本語訳でスピード重視になる。荒々しい日本語訳ってなんだ。

100/270ページくらいまで訳したけどところで学食へ行く。が、これが間違いだった。久々の学食だったため調子に乗って食べ過ぎてしまい、またしても睡魔とかいうバケモンに襲われてしまう。

頑張れ…頑張れおれ……❗️と思ったが、「眠い中勉強しても作業効率悪くない?wow wow」という謎の悪魔の囁きに屈して家に帰って寝てしまう。

起きたら日が暮れていて一気に萎え。明日また頑張ろうということでずっとスマホいじってた。

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しょうもないコラを作ったのでツイッターにでもあげようと思ったが、これはまたフォロワーから喝を入れられると思い控えた。



1月19日(締め切り2日前)

朝梅田に行ってANIMAX MUSIX大阪のチケットを人に譲ってきた。普通に行きたかったが、行ったら一日潰れて確実に死ぬというのはアホのじゃこびでも理解できたので断念。

10時前にはネカフェに転がり込んで『アイドルマスターシャイニーカラーズ』の一般先行に挑んだが普通に負けた。CD21枚全滅したのでどうにかしたいと思っていたものの惨敗。つら。マジでどうすれば一般先行でチケット取れるんですか?


一旦帰宅して睡眠をとってから再びネカフェに戻る。今度は卒論のため。(家にPCがないのと図書館がセンター試験で使えないのとでネカフェに行くしかなかった)

主要な参考文献はまだ半分も訳せてなかったが、とりあえず書けるとこだけ書き始めていくことにした。ようやくWordに文字を打ち込めるというので謎の感動を覚えた。

とりあえず題目、名前、学籍番号、目次など何も考えずに書けるとこだけ埋めて文字数を稼いだ。あと「はじめに」みたいなとこも書いた。この時点で1500字。
ここまで時間にしておよそ一時間半、毎時1000文字ペースでタイピングできることを理解してしまったじゃこびは、締め切り最終日である明日24時間使えば24000字書けるという事実に気づいてしまう。

この日はもうええわということで、なんかツイッターで数日前に回ってきて気になってた『彼女お借りします』を読んでネカフェをあとにした。

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毎週水曜日の楽しみがまた増えて嬉しいな~とか思いながら銭湯で気持ちよくなって寝た。

明日本気を出そう、本気を出せば何でもできるとこの時は思ってた。



1月20日(締め切り1日前)

流石に締め切りが明日に迫ってくると危機感もMaxになるかなと思ったが、いつもと変わらず二度寝して12時に起床。カス。


この日は、『この素晴らしい世界に祝福を!~希望の迷宮と集いし冒険者たち~』主題歌シングル「STAND UP!/またあした」というMachicoさんのCDのリリースイベントが大阪と名古屋で行われていた。券も既にとっていたが、アニマ同様これ行ったら死ぬというのは火を見るより明らかだったので諦め。

ごめん、Machicoさん。

とりあえずカバンに本たちとお菓子と栄養ドリンクをパンパンに詰め込んで家を出た。

昼飯食って13時にはネカフェにチェックインして聖戦(ジハード)の準備を整えることに。

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途中頻繁にツイッター開いたり開かなかったりしたが、ヘッドホンで音楽を流しながらひたすらWordに文字を打ち込んだ。
打ち込んでいたが、6時間経ってもまだ4500字、昨日から+3000字しか書けてないということに気づいて絶望した。まあ参考文献みたいに予め打ち込む文字が決まってるのとはわけが違うんだから、当然の結果なわけだが。

流石にヤバいなと思い、外に出て王将で夜飯を食って気を落ち着かせた。

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ネカフェに帰る途中後輩らに遭遇してエールをもらったのでまた頑張るぞ~と思ったが、日にちを跨いでも6000字にしかたどり着けなかった。トホホ。


1月21日(締め切り当日)
1時くらいになるともう留年してもええかな~つってフラットシートで横になった。

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なんで今まで頑張ってこなかったんだろう。なんでもう少し早く動き出せなかったんだろう。なんであのときSランクアイドル作っちゃったんだろう。
そんなことばかりがグルグル頭の中を回って憔悴していたじゃこび。死にて~。


もう寝て楽になっても…ええか?となって現状をツイッターで報告したらまたしても2,3人から連続で「垢消して今すぐ卒論やれ」と言われて、ようやく正気に戻れた。
叱咤激励してくれた方々、マジでありがとうございます。間違いなく貴方は一人の若人の命を救いました。



…まだ舞える。まだ翔べる。まだ


ツイッターのアプリをアンインストールしてからマジでバケモンみたいに頭が回り始めた。本バアーって開くだけでどこが使える情報かというのが秒で分かるようになるわ、そこからどんな事実が導き出されるか瞬時に頭に浮かんでくるわで完全にバグ。飛信隊の""覚醒""。


何度か寝そうにもなったが前の週に寿司屋で大量にもらってきた練りわさびを舌に塗りたくって栄養ドリンク飲んで死んでも寝ないようにした。やっぱリポDって神だわ。

留年云々以上に、ここで頑張れなかったらおれは一生頑張れないのではないか?という強迫観念から無我夢中でキーボードを叩いた。
そして何よりおれに頑張れ頑張れと応援してくれた周りの人たちの期待を裏切りたくなかった。その一心で遮二無二ページを捲った。

自分でも驚くほどのスピードで文字数を増やしていったが、結局デッドラインの14時までに15000字しか書けなかった。もう少し書きたかったものの、バスに間に合わねぇということで仕方なくネカフェをあとに。荷物持ってく時間がなかったので、部屋はとったまま一時外出扱いでバス停へ向かった。


今更論文は書けないのでバス待ちながら「卒論 文字数 足らない」で検索したら、数百字足らなかったやつに対して「普通に諦めた方がいいですよ」みたいな辛辣な言葉ばかり並んでいて少し目眩がした。おぇっ。

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バスに乗り込んでみると意外なほどに気持ちが落ち着いた。久しぶりの日の光が眩しい。

規定の字数を大幅に下回ってしまったので受理されないだろうなーというのは悟っていたが、卒論どうこう以上に、最後に死力を尽くして目標に取り組むことができたのが嬉しかった。まだ自分は頑張ることができるというのを知れたのに感激した。

試合に負けたが勝負に勝ったというか、なんというかそんな感じ。実際は試合も勝負も負けてんだけど。


締め切り2,30分前くらいに大学ついて論文印刷しようとしたら、部屋に卒業生が何十人もいてワロてしまった。ギリギリすぎやろ。

ただでさえ人数が多くて印刷時間がかかるのに、自分の論文が出てこないことを焦った連中が「印刷」をクリックしまくってまあやばかった。同じ奴の論文が無限に出てくるという大惨事が全プリンターで起こってマジモンの地獄と化した教室。一向に自分の論文が印刷できず修羅になる卒業生たち。止まらない舌打ち。

字数が足らない手前卒論提出が最早どうでもよくなったじゃこびは、その汚濁を見下ろしていた。正確に言うと更に低みから見上げていただけだが(トホホ

締め切り5分前くらいになってようやくマイ論文が出てきたのでパンチで穴開けて教務へ。
締め切り2分前くらいに受け付けに渡したら、表紙の上に謎の紙貼ってなんか書かないといけないみたいで突き返される。おい。
大急ぎで記入。

16:29:54に提出完了(ミッションコンプリート)。

締め切りは16:30:00だったので、マジモンのドベで提出してしまった。
時間になると教務の人たちが「卒業論文受付終了でーす!!!」と叫び出して1分1秒でも遅れた人たちは論文受け取ってもらえてなくて闘(ばと)ってた。見ててツライツライだ。


とりあえず提出こそしたものの、5000字も足らない論文とか普通に受理されんやろな~……と途方に暮れてるところゼミの人たちに遭遇。これまでのいきさつを話したらなんか爆笑される。
笑いながら「提出したなら大丈夫だよ~w(皆20000字越えて出してるけど)」とめちゃ励ましてもらった。ホンマか?その言葉信じてええんか?

半信半疑だったが、家帰って色々調べてると掲示板に「卒論は出せば通るおじさん」がいっぱいいてちょっと安心した。

今更やれることは何もないので、とりあえず2週間後の卒論発表会を待つことに。

もうどんな未来も受け入れるぞ…❗️と火拳のエースの顔つきをして審判の日まで過ごす。




2月1日

なんとかなるだろうな~とこの日までは思っていたが、いざ当日を迎えると震えが止まらなくて、またしても目眩と吐き気に襲われてしまう。おえ~っ。

卒論発表会の場で教授に「この中に一人、ゴミみたいな論文を書いて留年する子がいまあーーーす!!!ww」みたいな感じで晒し上げられるのではなかろうかと恐怖に押し潰されそうになったが、なんとか勇気を振り絞って教室に向かった。

マジで手の震えと手汗がやばかったが、カイロ何個も持って「めっちゃ寒がりで手を震わしてるだけですが何か?」みたいな顔をして平静を装った。
自分の発表の番が回ってきたが、ま~あ何話してたか全く覚えてない。ホンマモンの記憶喪失。

とりあえず拍手が起こって質疑応答、教授のお説教タイム。これも記憶にない。
「お前留年」「論文を受理できない」というフレーズがいつ出てくるかだけに聴覚の全てを傾け、あとは全自動相槌機と化していた。

来るか!?ここで来るんか!?と数分間身構えていたが、結局教授の普通のツッコミだけで終わった。「お疲れさまでした」の一言と二度目の拍手でようやく無事に生き残れたことを理解。

涙がちょっと零れそうになった。大半の人は教授に詰められて泣いてんのかと思ったかもしれないが、これは留年回避したことからくる嬉し涙。


いやマジで一日経ってこのブログ書いてるけど、今もちょっと泣きそうになってる。マジで。


世界がこんなにも優しいなんて知らなかったなぁ…













みたいな。みたいな感じでした。

今回卒業論文書いてみて、2日前からガチってたら普通に20000字はいけてただろうなぁという気付きを得ました。内容はこのブログみたいなゲロカスレベルになりますが、それでも字数稼いで提出にこぎ着けるくらいはいけると思います。多分。

まあ最初の方にも書きましたが、こんなギリギリまで粘ってゴミ論文作ったところで何の実りもありません。自分のためにならないのでやめときましょう。


そもそも「字数を稼ぐ」とかいう卒論早く片付けることだけしか考えてない姿勢がダメ。4年間自分が勉強してきた専門分野なんだから、卒業論文はもっと真摯に向き合って執筆すべきだと思います。どの口が言ってんだって話ですが。

教授にも「君の論文にはね、愛がないよ」と言われました。
「ただ卒業するためだけに論文書いているのが透けて見える。この分野に対する愛情が何も感じられない。だから何も視えないんだよね」と続いたんですが、まあ仰有る通りかなと。『うみねこ』みたいなこと言うなと内心ちょっと思いました。



卒業論文、まあ時間かけてやれば絶対に終わります。卒論に限った話ではありませんが、大抵のことは膨大な時間を費やせば必ず終わります。

思い立ったが吉日です。やるなら今やりましょう。後回しダメゼッタイ。


話はちょっと変わりますが、僕の大好きな漫画で『RUN day BURST』という月刊少年ガンガンで連載していた作品があります。

この漫画で

「死んだように生きるか、生ききって死ぬか」

という言葉が出てくるんですが、まあこれだなぁ~と。

この2ヶ月、僕は本当に死んだように生きてました。

卒業論文やんなきゃいけないと頭では分かっていながらも、踏み出せない毎日。焦燥感に駆られながら目先の娯楽に逃げる日々。癒せない渇きをどうにかしたいと思っているくせに行動に移せない自分にずっと呆れていました。

卒論から逃げて逃げて逃げ続けて。

締め切り当日になっていよいよ逃げられなくなって、最後の最後にようやく本気で取り組むことができました。結局目標の20000字というラインには届きませんでしたが、それでも全身全霊をかけて燃え尽きれたので満足でした。

仮に留年してても、生ききって死ぬことができたからそれはそれでよかったなと思います。


怠惰な大学生活の中で無くしてしまった「頑張る」という行為を、ここにきて思い出せたのは本当にでけぇな~といったところ。


あと人生どれだけあるのか分かりませんが、これからは嫌なことから逃げずに頑張っていきたいな~と思います。





ここまででこの記事の文字数が10000字を超えました。

卒業論文で足りなかった文字数はこれに代えさせていただいて、僕の卒論執筆は終了ということにさせていただこうと思います。


相談に乗ってくれた友人たち、ツイッターで生暖かく見守ってくれたフォロワー、明らかに字数足りないのにそれを咎めず論文受理してくれた教授、アイドルマスターのアイドルたち、Machicoさん、購入した楽曲、行きつけとなった銭湯。
こんなどうしようもない僕を応援してくださった皆さんに感謝を込めて。


本当にありがとうございました。






最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

【感想】映画『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」』を観てきた【ネタバレ注意】

1月25日、TOHOシネマズ梅田で『PSYCHO-PASS』の劇場版新シリーズ三部作の1作目、『罪と罰』を観てきました。

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普通に面白かったです。


特に熱心なPSYCHO-PASSファンというわけでもないんですが、暇してたのでとりあえず公開日に観てきたという次第。

劇場に置いてあったチラシを見たら、TVシリーズから7年、前の劇場版からも既に4年もの月日が経っていると書かれていて軽く目眩がしました。おぇっ。

TVアニメのレギュラーキャラクターは大体出てきますし、劇場版の翌年が舞台ということもあってシャンバラフロートの話も軽く出てきたりするので、1期2期劇場版は押さえてから観た方がいいんじゃないかな~と思います。


あらすじ

2117年冬、一台の暴走車両が公安局ビルに突入する事件が発生。運転手は青森にある潜在犯隔離施設サンクチュアリの心理カウンセラー・夜坂泉だった。彼女は何やら公安局に助けを求めている様子だったが、取り調べの直前に施設への即時送還が決定する。監視官・霜月美佳は、執行官の宜野座伸元六合弥生を引き連れ、夜坂送還のため青森へと向かうが、そこで待っていたのは潜在犯たちの〈偽りの楽園〉だった───。


『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System』 予告編


罪と罰』には霜月、宜野座、六合以外の刑事課一係は出てこないのかな~と思ってましたが、普通に皆出てきました。
上記三人が〈サンクチュアリ〉の内情を暴く一方で、常守たち残りのメンバーが東京で事件関係者の捜査にあたり、平行して話が進んで行くという感じ。とはいえ、やっぱり霜月・宜野座を軸に話は進んでいきますが。

正直霜月美佳というキャラクターが『PSYCHO-PASS』の中でぶっちぎりで嫌いな人物だったので、こいつを主人公に据えた作品を果たして楽しむことができるか不安でした。不安でしたが、まあ面白かったです。

本作を通して、霜月の評価がそこそこ持ち直せたんじゃないかと思います。序盤はガキ臭くてやる気だけが空回りしそうな感があってちょっとイライラしてたんですけど、後半は良かった。特に夜坂泉とのやり取りとか。

今作もう一人の主役・宜野座も株を上げた、というか親父にどんどん近づいてる頼もしくなってる姿が見ることができてホッコリ。
シャンバラフロートで狡噛と対峙したときの心情みたいなのも今作で語られて胸が熱くなりました。

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あと、夜坂泉の脳機能の障害で喋れなくなってる演技がすごく良かった。話したいんだけど言葉が出てこないというシーンを弓場沙織さんが本当に上手に表現していたと思います。このじゃこび、感服いたした。


シビュラシステムによる管理社会の話はTVシリーズでなんかもうネタを出し尽くした感があったので、前の劇場版と同様に外の世界に舞台を移して話を広げていくのは良いな~と思いました。
TVでは関東がストーリーの中心で、あとは北陸が穀倉地帯になってるくらいの知識しかなかったので、日本の他の地域が出てくるとなんか嬉しい。小説とかだとこの辺りの話出てくるんでしょうか。


特別行政区サンクチュアリ〉の外装や内部の街並みの美術デザインとかが今までとは違う方向で近未来っぽい感じがして印象的だった。滅菌された清潔な隔離施設の中で幸せそうな人々が労働に従事しているけど、その裏で実は……みたいなのがなんかアイ・ランドっぽい。
終盤施設の潜在犯が大勢集まるシーンがあるんですけど、そこでようやく全員髪型が統一されてるのに気づいてちょっと笑った。


タイトルからもう分かってましたが、やっぱり『罪と罰』を結構意識してんのかなと鑑賞した今改めて思います。
極寒の地、白銀の世界、ちょっとした台詞の引用であの作品を匂わせるくらいかなと思ってましたが、「松来""ロジオン""」とかいうロシア人とのハーフのキャラが出てきた時はひっくり返りました。ストレート過ぎるやろ。

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このロジオンも「老婆は殺してない」などと自分をネタにし出すのでなんかもう清々しいです。システムの奴隷に成り下がった凡人たちを見下す姿なんかはまさにラスコーリニコフそのもの。

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)

罪と罰〈上〉 (新潮文庫)


主題歌のabnormalizeの中野雅之リミックスはよかったけど、エンディングのFallenのリミックスはあんまり好きではなかった。
せっかくの新しい劇場版シリーズなんだから新曲用意してもいいのにな~と思います。












以下重大なネタバレを含みます





















結局オチが「黒幕はシビュラシステムでした~」という前作と同じものになってたのはなんだかな~という感じでした。
日本国内でシビュラ以上の権力を持ってる勢力なんていたらそれこそなんだかな~という感じなのでまあ仕方ないんですが。

霜月がラスト、裏で糸を引いていた優生党議員・烏間明がシビュラであることを見抜いて、今回の一件と、それによってシステムに綻びが見えそうになったことに対して叱責。更に平手打ちを加えるんですが、これがまあ無理でした。
お前どの口が言ってんねんと。前作でも思ってたんですけど、常守祖母が自分のせいで死んだのにこいつ何ヘラヘラしてんだよと。その上今作で「報いを受けなければいけない奴がいる」みたいなことを言い出して説教始めるものだから、流石に頭を抱えてしまいました。
まず報いを受けるべきは、罰を受けるべきは、裁かれるべきはお前やぞと喝を入れてやりたいです。

歪なシステムの中でも自分の正義を通そうとする霜月の姿にカッコよさを感じたりもしたんですが、前科があるせいでどうしてもツッコミたくなってしまう。どこかでちゃんと贖罪するとこを見せてくれ。


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エリミネーターで辻飼羌香を吹き飛ばすシーンは良かった。今作唯一のドミネーターのまともな見せ場。
エレベーターに乗ったところで爆散、強化ガラスを真っ赤に汚して地獄に堕りてく絵面は非常にグッド。潜在犯を「ゴミ」と蔑んでいた自分が生ゴミになってダストシュートされるのは痛快。

同じ地獄行きでもロジオンは対照的にカッコいい死に様でした。
ドミネーターに執行される前に自ら飛び降りて死を選ぶんですが、嫌悪するシステムの手にはかからないという意地を見せてくれました。自分の信念を曲げない悪役は魅力的ですよね。CVも小山力也だしマジでカッコいい。


『PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1 罪と罰 』スポット

なんだかんだで楽しかったです。そこまで派手さはありませんでしたが、60分という上映時間があっという間に過ぎました。今さらですが60分て結構短いですよね、まあ最近の劇場アニメそれくらいのばっかですが。

PSYCHO-PASS』シリーズが好きで今までのを見てるんだったら、今作も全然見て損はないと思います。


三週間後にはすぐCase.2が始まってしまうので、観る予定の方はお早めに劇場へ向かいましょう。




最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

【感想】トム・クルーズも認めた漫画『実は私は(じつわた)』を読んでみたけど…【増田英二】

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面白すぎてワロタ。


昨年、チャンピオンで連載していた増田英二先生の『週刊少年ハチ』を読んでおもしろ~となっていたところ、「増田英二なら『じつわた(実は私は)』『さくらDISCORD』を読まんかい!」と謎の勢力に喝を入れられまして。

とりあえずアニメ化もしたというビッグタイトル『実は私は』から攻めてみようということで正月に爆買いして読んだのですが、ま~あ面白い。胸がいっぱいになってしまいました。

よく練られている漫画だと感心しましたし、流石トムが一目置くだけのことはある*1といったところでしょうか。

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目次

あらすじ

ミステリアスなクラスメイト 白神葉子に恋をした隠し事のできない主人公 黒峰朝陽。友人たちの後押しもあって告白を決意した朝陽は葉子に想いを伝えようとするが、実は彼女は吸血鬼であることを知ってしまう。
正体がバレたら学校を辞める約束があることを葉子から告げられた朝陽は、共に秘密を守ろうと提案。告白どころではなくなってしまったが、"友達"として二人は新たな学校生活を歩み始める──。

ちょいアホ人外青春ラブコメ

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卓越したストーリー構成

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結論から言ってしまうと『実は私は』はお話の完成度が非常に高いです。

この漫画のすごいところは、ラブコメの到達点とも言える主人公の告白→カップル成立という一大イベントを終えてなお作品の面白さが加速していくとこなんですよね。

大体10巻あたりで告白して付き合い始めちゃうんですが、この段階でまだ話が半分以上残ってるという異例のペース配分。少年漫画では珍しいと思います。

告白が最大の見せ場、それ以降を描くのは蛇足というのがラブコメの通説と昨今言われますが、見事に覆してくれたなと。体育祭(2回目)→スペース・カグヤ→クリスマス→卒業式までの怒涛の盛り上がりがマジですごい。

付き合い始めた二人のラブラブコメコメしたエピソードが展開していく一方で、他の負けヒロインたちを深掘りして上手く話を広げていったと思います。

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あと伏線回収が秀逸。これでもかというほど過去のさりげない描写が後半に繋がっていて、読んでて気持ちいい。

普通にギャグシーンかと流していた場面も後になって実は重大な意味を持ってた、みたいな展開多すぎ問題。

最初からそのつもりで描いてたのかは知るところではありませんが、これだけ初期の設定・描写を巧みに拾い上げて別の見せ場へと昇華させていけるのは普通にヤバイと思います。あっぱれ。


初期から過去改変のために主人公の孫が送り込まれてきたり、未来へタイムトラベルしたりするんですが、これもま~あすごい。

未来の描写のミスリードが半端なくて、まんまと騙されたことに気付いたときは鳥肌立っちゃいました。これは僕がアホなだけかもしれませんが。

過去現在未来、ギャグ要素強い漫画なのをいいことに無茶苦茶設定詰め込んだなと思ってましたが、終盤になってそれらが綺麗に収束して物語に組み込まれていくのはマジでビビります。こわ~。


生き生きとしたキャラクター

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『じつわた』のキャラを見てると本当に表情がコロコロ変わって見ていて飽きません。
心理描写もしっかりしているので、今こいつは嬉しいのか悲しいのか怒ってるのかというのが一目でわかりますし、読み手にキャラクターの感情がすんなり伝わって作品に没入しやすいです。

結構絵柄が独特、というか古臭ない?と感じることも多々ありましたが、この漫画の青臭く優しい世界にまあよく合ってるな~とか読んでる途中に不思議と思うようになりました。

あとなんというか、作者がキャラクター達を愛してるのがすごい伝わってくるのも好印象。登場人物皆に幸せな未来を用意させてやりたいんだろうというのが見て取れるし、キャラに愛着湧きまくりの読者の期待にも応えようとしてくれるのは嬉しいところです。

久しぶりに漫画の最終話読んでるときに「このページ捲ったらこいつらともうお別れなのか……トホホ」という感傷的な気分になって手が止まりそうになりました。

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一番好きな場面。見開きでキャラクターの表情がバーンと出てくるのがこの漫画多いですが、中でもこの紅本茜の笑顔はプライスレス。


なりふり構わないギャグ

上の方でもちょっと書きましたが、『実は私は』はギャグ要素が強いです。実質ギャグ漫画。

勢いのあるギャグに僕は普通にゲラゲラ笑ってしまったんですが、まあ笑いの沸点は個人差激しいので面白いと感じるか寒いと感じるかは読んで確かめてみてほしいところ。

ヒロインたちに容赦なくギャグ顔させたり、天丼に次ぐ天丼ギャグなんかが特徴的。

あと前の週の感動的なシーンを作者が自分でぶち壊していくネタが度々あるのも面白いです。

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こんな感じのやつ。構図コマ割りがマジでそのまんまなので一瞬で分かってしまうのがツライツライです。

シリアスパートで重くなった作品の空気をこうやってセルフパロディで笑いにもっていってバランスとろうとするこの辺のさじ加減、グッド。


漫画史に残るタイトル回収

まあこれ。一番伝えたいのはこれですよ。

「実は私は白神葉子が好き」から始まり、「実は私は吸血鬼」「実は私は宇宙人」「実は私は狼男」「実は私は未来人」等々、タイトルである「実は私は」というフレーズが全編通して使われるこの作品。

最終巻で『実は私は』という定番の「作品タイトルをサブタイトルに持ってくる回」が出てくるんですが、これが冗談抜きですごい。

ここまで散々出てきた「実は私は」はこの瞬間のためにあったのかと気づいたとき、マジで四肢が吹き飛びそうになるほどのカタルシスを感じてしまいました。このタイトルをこんな使い方して物語最大の山場を乗り越えようとした発想、天才のそれとしか言いようがありません。ホンマ熱すぎ。

これほど見事なタイトル回収はついぞお目にかかったことがないですし、間違いなく史に名を残すレベル。天晴れ。

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年始早々素晴らしい漫画に出会えてマジで気分がいいです。

ブコメがメインではありましたが、人間と人外の共生誰もが抱える”秘密”とそれを受け入れる勇気みたいなものもテーマになっていて、メッセージ性に富んだ作品だったなと読み終わってから思いました。

一抹の寂しさは拭えませんが、それ以上に心が温まる読後感を得ることができて大満足。やっぱハッピーエンドに勝るものはないわ。



オススメしようと調べていたらどうやら2019年1月7日までamazonで1,2巻は無料で読めたみたいですね。ちょっと紹介するのが遅かった。

まあコミックスの値段以上の面白さはあると思います。機会があったら是非読んでみてください。



最後に
ここまで読んでいただきありがとうございました。

*1:2013年6月にトム・クルーズ桜坂洋の『実は私は』の紹介ツイートを突如リツイートしたのが由来。テレ朝でも取り上げられるほど話題を読んだが、実際にトム・クルーズが漫画を読んだかは不明。

【オタク】2018年のナショナルアンセム10選【楽曲】

2018年。今年も「何かあったかと言われると何もなかった」一年間でした。虚無ですよ虚無。


というのはまあ流石に言い過ぎました、オタク特有の誇張表現です。今年はなんか色々と出かけたりブログそこそこ頻繁に書くようになったり、思い返せばそれなりに何かあった一年だったような気がします。気がするだけかもしれませんが。

12月もあと数時間で終わるのでなんか一年を振り返るやつやりてえなぁ~と思ってたところ、周りのオタクさんたちが""2018年の楽曲10選""みたいなブログを乱発していたので、僕も真似したくなってしまいこの記事を書いたという次第です。


とりあえず
・2018年に世に出た楽曲
・1アーティスト1曲
・作詞作曲家の被りなし

の条件のもと、特に刺さった10曲のオタク関連の楽曲を選んでみました。オタク関連ってなんだ。


よかったら見ていってください。

Keep the Heat and Fire Yourself Up/Fear, and Loathing in Las Vegas

作詞・作曲・編曲 : Fear, and Loathing in Las Vegas


Fear, and Loathing in Las Vegas - Keep the Heat and Fire Yourself Up

"Time to move now"

TVアニメ覇穹 封神演義オープニングテーマ。
典型的な「アニメのOP尺が終わった途端暴れ散らかすやつ」で笑ってしまった。前半部分も好きですが、1:50くらいのデスボから始まる急過ぎる曲展開みたいなのがやっぱりベガスの醍醐味なんだよな~と思います。

唐突な変調に最初は戸惑いますが、聴き終わってみると一つの曲として纏まってる気がしてくるので不思議。

SoのクリーンボイスとMinamiのスクリームから成る特徴的なツインボーカル。タイアップ作品をリスペクトした中華テイストなメロディ。1曲で何曲分も楽しめるかのような転調に次ぐ転調。病みつきになるサビ前の軽快なスネア。なんかよく分からん効果音の数々。
数え切れない好(ハオ)の要素が聴き込むほどに湧いて出ますが、それだけ色々詰め込んでも"Keep the Heat and Fire Yourself Up"という一つの楽曲として完成してるのが本当にすごい。

あっぱれ。


ハルカトオク / saya

作詞・作曲・編曲:藤澤慶昌

ハルカトオク

ハルカトオク


"世界の最果てで 転がっていく太陽"

TVアニメ宇宙よりも遠い場所挿入歌。
一曲目とは打って変わって大分シンプルなつくりの楽曲ですが、それ故に綺麗な歌声が際立っていて、音楽に紡がれた言葉がすんなり頭に入って気持ちいい。あとイントロが神。

この曲を歌っているsayaさん、どこか幼いながらも力強い歌声をしていらして、初めて聴いたとき『宇宙よりも遠い場所』にピッタリだな~と秒で思いました。

散々語り尽くされているかと思いますが、よりもいは挿入歌をかけるタイミングがマジで神懸かっていてヤバい。あっぱれ。"ハルカトオク"も涙腺を誘うドンピシャな場面で毎回流れるもんだから、「う……ふぐぅ…うう……!!」と毎度キモい呻き声をあげるはめになってしまい参りました(トホホ

「映像作品における音楽の重要性」というか、音楽の力みたいなものを、この曲を聞いて改めて実感した2018年でした。



スネ夫真言を唱えているときに流れている曲

制作: 鼻そうめんP



スネ夫が真言を唱えている時に流れている曲(フル)

"SUNEO"

ドラえもん』でお馴染みの"スネ夫が自慢話をしている時に流れている曲"を、ゴリっゴリのゴアトランスにアレンジした楽曲。再生即原型を留めてない荘厳な音楽が飛び出してきてワロタ。

この楽曲を作った鼻そうめんP、無知なのでEDMのスネ夫の曲とか作ってた方かな~くらいの認識でしたが、どうやらプロイラストレーター「かんざきひろ」、プロアニメーター「織田広之」、プロミュージシャン「Hiroyuki ODA」と同一人物らしくて椅子から転げ落ちてしまいました。
俺妹の原画とかBONESで作画担当してた方がこんなすげー楽曲作ってるってやばないですか?天は二物を与えすぎ。

7分に及ぶ大分長めの楽曲な上に、"あのメロディ"来るか!?→来ませんでしたの連続で焦らされるから中々に忍耐力が必要になってくるのがこの曲。ただ、聴いている内にそのもどかしさすら心地よくなってくるのが面白いところでもあると思います。


涅槃(ニルヴァーナ)に至るために必聴の一曲。




少女たちのメロディ/アンシア・カレンバーグ[CV.瀬戸麻沙美]

作詞:大森祥子 作曲:奥井康介 編曲:eba



【予告編】映画「アンダー・ザ・ドッグ/ジャンブル」[UNDER THE DOG Jumbled]

"ただの命が なんて難しい"

劇場アニメ『UNDER THE DOG/Jumbled』主題歌。
戦場で生きることを宿命づけられた少女たちの嘆きを歌うロックバラード。99999999999…点(エンドレスナイン)。

映画館の音響で聴く"少女たちのメロディ"がマジで極上のもの過ぎて、これ聴くために10回近く劇場に足を運んでしまった今年の夏。勿論映画本編も素晴らしく、作品で感じた儚さや重厚感みたいなものが上手く曲にも現れていて、余韻に浸るどころか溺れそうにさえなりました。ツライツライだ。

ピアノと電子音の組み合わせが本当に絶妙で、瀬戸さんの伸びのある高音と共に心の臓まで響くもんだからまあ敵いません。というか瀬戸麻沙美さんってこんな歌上手いんですね。知らなかった。

イントロの電子音なんかに似てんな~とずっと思ってたんですけど、『Shelter』だということに最近気づいてスッキリしました。……似てますよね?


青春なんていらないわ/三月のパンタシア

作詞・作曲・編曲:n-buna

youtu.be


"辛いことなんてないけど わけもわからずに叫びたかった"

“音楽× 小説×イラスト”を連動させた三月のパンタシアの新企画『ガールズブルー』の第一弾楽曲。
EGO札幌でオタクさんにプッシュされたので三パシさんの歌をいくつか聴いて見たんですけど、ま~あバケモン。青春時代の"憂い"や"寂寥"みたいなものを歌った曲が多いんですが、これがもうどストライク。

この『青春なんていらないわ』も例に漏れず、爽やかなナンバーながらも胸がキュッと締め付けられるような切なさを感じさせる曲になっています。

現状の自分に焦燥感を覚えながらも、今はまだこのままでいたい。大人でもないけど、もう子どもでもない。
そんなJKの心の"揺らぎ"が、ボーカルみあさんの良い意味で軽くて透明な歌声に乗せられて耳に届けられるんですが、これがエモくないわけがない。完全に""お気持ち""になってしまうというわけです。


これYouTubeにアップされたのが8月30日なんですけど、夏をあと一日残した日付にこの曲を世に送り出すセンス、あっぱれじゃないですか?ぼくはあっぱれだと思います。


VORACITY/MYTH & ROID

作詞・作曲:MYTH & ROID

youtu.be


"群小な者達よ 跡形もなく潰され消えゆけ"

TVアニメオーバーロードⅢ』オープニングテーマ。
いつもエンディングを担当してバラード歌ってる印象が強かったMYTH & ROIDがOP歌うと聞いたときは若干心配になりましたが、蓋を開けてみれば歴代最高のオバロ楽曲が出てきてひっくり返ってしまいました。

新ボーカルのKIHOWさん、こんな激しい曲歌えるんだなというのがまず驚き。脱帽。
この曲自体がテンポやトーンの切り替えが凄まじくて、素人目に見てもめっちゃ難しそうな楽曲な感じですが、見事に歌い上げていてあっぱれ。

アニメのオープニングに求められる疾走感を出しながらも、作品やMYTH & ROIDが持つ重苦しい雰囲気や狂気みたいなものが全面に押し出されているのも非常にグッド。

分かり易いほどに緩急のついた楽曲になっていて、テンポの速いところはステップ刻みたくなるような高揚感がありますし、バラード調なところは思わず黙り込んでしまうような圧力があると思います。

あとMVとCDのジャケットが不気味過ぎ。いい味出してるんだけどなんか見てると不安になってきます。おえっ。


nightcore - Ievan Polkka(VSNS Remix)

制作:Syrex


Nightcore - Ievan Polkka (VSNS Remix)


太古にYouTubeやニコ動で謎に流行っていたフィンランド民謡"Ievan Polkka"のボーカロイドカバーをnightcoreアレンジした楽曲。

今年の夏はnightcore熱が再燃したので色々と最近の曲を聴き漁っていたのですが、こいつだけ再生回数がぶっちぎりで一千万の壁を超えていたので気になって聴いてみたところ、ま~あ。音圧半端なくて普通に絶命。

マジで脳髄震わす楽曲なんで、重低音とかのドゥンドゥンした音が好きな人はヘッドホン付けて聴いてみてください。秒でアガれるので。

こういう風に100年近くも前の楽曲がアレンジを繰り返して未だに多くの人に聴き継がれているの、歴史を感じていいなあと思います。


スターティングブルー/halca

作詞:宮嶋淳子 作曲:哥丸雄貴

youtu.be



"勝てる確率=1% まだはやいよ ゼロになるまで このストーリーくつがえせる"

TVアニメ逆転裁判~その「真実」、異議あり!~Season2』エンディングテーマ。

halcaさんの2nd single「スターティングブルー」。通称、一目惚れ。

先月京Premium LIVEで初めてこの曲に出会ったのですが、一瞬で恋に落ちてしまいました。ライブ補正かかってるだけじゃないかと心配になり家でもう一回聴いてみたんですが、僕の気持ちはやはり変わりませんでした。この恋は本物の様です。

ぶっちゃけ何でこんな""好き""の気持ちが溢れてるのか自分でもよく分かりませんが、脳内ヘビロテが今でも止まりません。
とりあえずこの曲のキャッチーなメロディと前向きな歌詞は万人受けしそうだなという感じはします。

あと以前も書きましたが、サビの"Try Try Try"でhalcaさんと一緒に腕振るのが楽しい。そのうちライブで腕もげそう。

来年には初のワンマンライブもするみたいなので皆さん行きましょう。



Star overhead/the pillows

作詞・作曲 :山中さわお 編曲 : the pillows


the pillows「Star overhead」「Spiky Seeds」×劇場版「フリクリ オルタナ/プログレ」アニメMV


"写真には残せない場面 僕ら生きている"

劇場アニメフリクリ オルタナ主題歌。
完全にミーハーなので今年になって初めてフリクリもpillowsも知りました。トホホ。

少年少女の甘酸っぱい青春を歌う作品に見事にハマった一曲。ベースラインがエモーショナルなお気持ちになってうんたらかんたら。

ここまで来るともう察する方もいるかもしれませんが、青春というワードに滅法弱いんですよね、僕は。
青春なんてもん思い出の中で無限に美化されていってるだけで実際は大したことなかっただろと頭では思ってるんですが、どうしてももう戻れないあの頃に思いを馳せてしまう……これ、オタクの辛いとこね。


青春、してぇ~‼️(クソデカ大声)



太陽キッス/放課後クライマックスガールズ(小宮果穂[CV.河野ひより]、園田千代子[CV.白石晴香]、西城樹里[CV.永井真里子]、杜野凛世[CV.丸岡和佳奈]、有栖川夏葉[CV.涼本あきほ])

作詞:古屋 真 作曲・編曲:no_my



【試聴動画】THE IDOLM@STER SHINY COLORS BRILLI@NT WING 04 夢咲きAfter school


"教室に吹いた とびきりの南風が 教科書閉じた"

ゲームアイドルマスターシャイニーカラーズ』の楽曲。
最近シャニマスにはまってて狂ったように今プレイしてるところなんですが、オーディションで流れるこの曲が気に入っちゃいまして。先日CD買ってフルで聴いてみたんですけど、一瞬で四肢が吹き飛んで笑っちゃいました。楽しすぎ。

AメロBメロCメロサビギターソロ。どこを切り取ってもまあ楽しい。楽しすぎて頭おかしくなりますよマジで。絶対ライブでコールしたら死ぬほど楽しい曲だろうなっていうのが歌詞カード見ただけで分かっちゃうのがまあズルい。

パート分けもよくできて、キャラクターの歌唱箇所がゲーム内のコミュなんかと上手くリンクしているのも憎いです。
あと樹里ちゃんのやけくそラップ好き。

聴いてるだけで外に飛び出したくなるような明るい歌詞、曲調で本当に眩しい。

まごうことなき天下無双の楽曲。

あっぱれ。





とりあえず以上で10曲になります。


書いてたら普通に年明けちゃって笑いました。あと米津玄師さんの素の声が低すぎたのも笑った。

新年あけましておめでとうございます。

書いてみてて思いましたけど、音楽の知識マジでねえな~というのを改めて痛感してしまいました。表現被りまくりで申し訳がないです。

今年はもっと語彙力をつけてブログを書いていきたい。そしてゆくゆくはアドセンス収入で神になりたい。


どうか今年もよろしくお願いいたします。



最後に

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

救済

バイト始めた。
始めたといっても以前登録してた派遣にまた行き始めただけの話だが。治験で体売って稼いだお金も一瞬で消えたため、とりあえず何かしないとなぁ~ということでTVゲームの体験会とか はがしとか楽そうで楽しそうな仕事ばっかり選んで入ってた。

選んで入ってたはずだったが、最近は専らクレカの勧誘とかいう誰も入りたがらない仕事ばかり回されてムキー!になってる。マジでクソ。
何がクソかってノルマ超えないと社員にボコボコにされるのがクソ。道行く人たちに何百回何千回と声かけたり、一度に覚えることが多すぎて頭が破裂したりするのは慣れればどうということはないからまだいいが、これはマジで無理。絶対に誰もできんような目標設定して、それ達成できなかったら毎日キレ散らかされるというのがまあストレスマッハで溜まる。件数とってる有能社員様の御言葉なら首(こうべ)を垂れて拝聴させて頂きたいところだが、キレてる本人がノルマ達成できてない雑魚なのでひたすらムカムカしてくる………ムカムカ!
社会人になったらこんな場面が無限に出てくるんだろうなと思うし、今のうちに己の感情を滅して冷酷なマシーンになる術を身に付けないとな~といったところ。



まあこんなクソしょうもない話はどうでもよくて。



卒業論文が終わらなくて泣きたい。というかもう泣いてる。
正確には''''始められなくて''''泣いてる。2018年も終わりを迎えるこの年の暮れにもなってまだ1文字も書けてないというのだから本当に死にたくなってくる。もっと言うと参考文献的なものすら一冊も用意できてない。じゃこびはスタート地点にすらまだ立てていないというワケ、お分かり?(ジャック・スパロウ風に)

何書くかというのはもう4月の時点で決まってたし、その内容の本も7月にはいくつか用意してもらっていて今も手元にある。ただ、その本が全部外国語で書かれてるのが問題だった。
先行研究的なものが日本語で訳されていない分野だからまあ仕方ないんだが、これがま~あダルい。翻訳とかガチればただの作業ゲーやろうな~と思って11月まで放置していた本を先日開いて見たところ、あまりの文字数に目眩がした。トホホ。試しに訳してみると、1日がかりでようやく2ページ。これが合計1200ページあるので、とりあえず600日あれば終わる計算にはなる。しねっ!!

もっと早くに自分が置かれている状況を理解できていればまだ手の打ちようがあったが、既に退路は絶たれてしまった。というのも、散々ゼミで嘘を吐きまくったせいで、教授はもうおれは卒業論文をほぼ終わらせていると思っているのだ。
卒論の中間発表というものも過去何度か行われたが、当日Google先生が教えてくれた付け焼き刃の知識を披露して、なんとか毎回やり過ごしてきた。ここで正直に「すみません、まだ何もやってないです」と頭下げてたらまた別の未来があったのかもしれないが、さも「卒論バリバリ書いてますよ~」という雰囲気を最後まで出してしまったせいでもう後には引けなくなってしまった。死にて~。


11月になってどうしようもない絶望的な状況に自分が置かれているとようやく理解したのでどうしたのかというと、どうもしなかった。無。イベント行って漫画読んで旅行して布団で転がってるだけで60の月日が流れた。死にたい死にたい死にたい死にたい何をやってるんだおれは。


まあ結局のところ、この期に及んでまだどうにかなると思っちゃってるんだろうなおれは。
昔から夏休みの宿題とかも最終日に大急ぎで始めて結局終わらなかったし、大学のレポートもいつも締め切り当日の朝に死に物狂いで書き始めていた。実際それでなんとかなってきたし、間に合わなくても謝り倒してれば許してもらえてきたので、今回も教授に土下座しとけばなんとかなるやろという舐め腐った考えが頭をちらついている。カスだ。

2年前くらいに先輩が「1週間で卒論を書いた」と言っていたのを鵜呑みにしたのもよくなかった。これ聞いた瞬間に「卒論提出の1週間前までは遊びまくってええやん!」という発送が頭の中に根付いてしまったせいで今の惨状に繋がっているんだと思う。卒論の最終締め切りが1月の第三週なので、多分1月第二週くらいになったらこの重い腰を上げて机に向き合うことができるような気がする。多分だけど。


こんな感じでヘラヘラしながら漫然と毎日を消費しているが、時折とんでもない不安感に襲われる。周りの人に現状を話す度にガチトーンで「お前もう卒業諦めた方がいいよ」と言われ続けてると流石に焦ってくるし、実際に留年し、両親にボコボコにされてメンタルぶっ壊れてしまうとこまで想像すると恐怖に押し潰されそうにもなってしまう。ツライツライだ。


なんとかなると今まで信じてきたが、もしかしてなんとかならないのでは…………?

そんな疑念が頭をよぎるようになってきた2日前、高校の頃の友人からLINEが来た。仕事辞めたからなんか会いたいみたいなことを言ってたが、卒業論文のことで頭がいっぱいになってたおれは「卒論まだ一文字も書いてないんやけど」などとワケの分からない返しをしてしまった。


すると、
「卒論は1週間あれば終わるから大丈夫だよ」
と彼は返してくれた。


あと二週間は遊んでいようと思う。

【感想】アイドルマスターシャイニーカラーズのイベントコミュ『オペレーション★サンタ~包囲せよ283プロ~』が面白すぎてワロタ【シャニマス】

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面白すぎてワロタ。


最近ソシャゲのアイドルマスターシャイニーカラーズ(以下シャニマス)を始めてみたんですけど、これがめっ⤴️ちゃ楽しくて。

そんなシャニマスで今公開中の『オペレーション★サンタ~包囲せよ283プロ~』というイベントコミュ*1を観てみたところ、これまた素晴らしいのなんの。思わず完成度たっか~と一人でスマホの画面に向かってスタンディングオベーションしてしまいました。

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あらすじ
クリスマスパーティー当日、外出中のプロデューサーの分もと料理や飾りつけを頑張る283プロのアイドルたちだったが、事務所内に何者かが侵入した形跡を見つけ空気は一変。自分たちの事務所を泥棒から守らなければ……!!とアイドルたちは立ち上がるが────みたいな話。
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ボリュームがすごい
6話+オープニング・エンディングの全8話構成になっているんですけど、時間にしておよそ70~80分、更にフルボイスと、ちょっとした劇場アニメみたいな内容で笑ってしまった。半端ないテキスト量で読み応えも十分。
これまでのイベントコミュもいくつかアルバムで見てみましたが、どれも今回と同じようなボリュームで凄〰️と感心する他ありませんでした。クオリティもかなり高いですしコミュ見るためだけでもこのゲーム続けてく価値が大いにあるなと確信しました。

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泥棒を撃退するためにツリーの飾りつけをばらまいたり、ビデオを再生して大人がいると思わせたり、もう完全にホームアローン


話の展開が秀逸
基本的に『イルミネーションスターズ』『アルストロメリア』『アンティーカ』『放課後クライマックスガールズ』の4つのユニットと''泥棒''の場面が切り替わりながらストーリーが進んでいきますが、これがまたイイ。
それぞれ大なり小なり事態の認識が食い違っていて、読み手だけがこのズレを理解して話が進んでいき、最後にそのズレが一つに収束していくのは見てて楽しかったです。というか気持ちいい。こういう複数の視点から同一の出来事が、異なる見方で語られていくというのは黒澤明の『羅生門』をなんか彷彿させます。
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シャイニーカラーズ16人皆に見せ場があって、各々が自分の役目を果たそうとしてるのもグッド。クリスマス主役のはずのあの姉妹の出番が少ないのでは!!!??!??と思いきや、しっかり最後のオチを担当してくれて心がポカポカ。
前半に出てきたちょっとした描写が後で色々繋がっていくのも面白かったです。
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アイドルたちの掛け合いが楽しい
まあこれ。これに尽きます。シャニマス始めたてでまだプロデュースしていないアイドルたちもゴロゴロいたんですが、コミュ見終わった頃には「全員好こだ!w」というお気持ちになってしまいました。ちょろすぎます。

ほんわかした空気でキャッキャしてるアイドルたちを見るのも好きですが、緊迫した状況の中、仲間の身を本気で案じてシリアスな顔を覗かせてくれるのも良かったです。

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この283プロ16人のアイドルたちの掛け合いをなんとなしに眺めていたのですが、どうやらユニットを超えてアイドルがガッツリ絡むコミュというのはどうやら今回が初らしいですね。ぼくはこれまでのシャニマス事情の知識が皆無だったので何も知らずに見ていましたが、このユニット間の越境を心待ちにしていた方も多かったのではないでしょうか。

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エンディングで「283プロ合同ライブ決定!」とプロデューサーがアイドルたちに伝えますが、こういう現実とリンクさせた締めに持ってくのも綺麗。



今回のに限った話ではないですけど、マジでシャニマスはコミュが大分レベル高いと思います。プロデュースアイドル、サポートアイドル、イベントコミュ全部。
見てないコミュがまだまだ山のようにあるので、少しずつこれらを消化してもっとアイドルたちとの思い出を増やしていきたいな~と思います。

とりあえず運営はアルバムの鍵をもっとショップで売ってくれ。上限10ってふざけんな。
(【追記】12月下旬に追加された「営業」のレアドロップでアルバムの鍵手に入るようになりました。ありがとうございます)

最後に
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

*1:アイドルとプロデューサーの会話シーンのこと。アイドル同士の会話も指す。